※ネタバレを含むクチコミです。
青春時代も過ぎて10年以上経つ者としては、この主人公の心情には恥ずかしさと痛々しさを感じてしまって、とくに主人公とヒロインが手をつないで学校からエスケープするオチなんて心がゾワゾワ〜〜っとしました。 ある意味、若気の至り的なものをちゃんと表現しているのかと。 ぜんぶ、この主人公の夢だったというオチなのでは?というほど眩しい青春を見せてもらいました。 前作の「ピカレスク」とはまた全然違う作品だったので、今後もいろんな作風を読んでみたい。
見た目の地味さにコンプレックスがある女子高生のマコが、科学研究施設の被験者として、体の一部を提供する代わりに願いを叶えてもらい、理想の体と頭脳を手に入れるが、思いも寄らない代償があり… という、40ページに収まっているとは思えない1本の映画のようなスケールのお話でした。 話が進むに連れ、コマ割りや世界観が複雑になり、どこまで広がるんだこの話は!とおどろきます。 ありえないんだけど、ありえないとは言い切れないギリギリのところを攻めてる設定がお見事です。
※ネタバレを含むクチコミです。