0歳からのアレルギー戦記 ~牛乳・卵・小麦がダメ!~

これはたしかに「戦記」

0歳からのアレルギー戦記 ~牛乳・卵・小麦がダメ!~ カラスヤサトシ
ぺそ
ぺそ

ご飯マンガが好きなのでその流れで興味を惹かれたのがこの作品。1冊目だけ読みましたがすごかったです。 カラスヤサトシ先生が娘さんのお世話をしていると、そこには悪霊に体を掴まれたかのような真っ赤な両手の痕が・・・。 奥さまがアレルギーかもしれないとピンときて最後に何を触ったか確認するとなんと煮卵おにぎり。 病院で検査してみるとなんと、牛乳・乳製品・卵(※卵黄・卵白どっちも)・魚卵(タラコ・イクラ)・小麦のグルテン・エビ・イカという7品目にレルギーが・・・。 思わず「何くわしゃーええんですかうちの子は!!」と叫んでしまうのも納得。 実は奥さまは「自分が食べたものが母乳に影響して娘の肌が荒れているような気がする」と、前々からアレルギーなんじゃないかと疑っていたところが母ならではの感覚で流石でした。 肌に触れるだけでもアレルギー反応が出るというのは知識としては知っていましたがここまでとは・・・ととても勉強になりました。 冒頭では娘さんが美味しそうにたこ焼きを食べていたのでここから改善していくのでしょうが、気の遠くなるような道のりに思えますね。 単行本が出たら続きを読もうと思います。楽しみです!

結婚しないと思ってた オタクがDQNな恋をした!

結婚という不思議な縁

結婚しないと思ってた オタクがDQNな恋をした! カラスヤサトシ
六文銭
六文銭

「モテないのではない モテたくないのだ!!」で、なんとなくこじらせた感じが、全俺に絶妙な共感をよんでくれたカラスヤ先生。 ご結婚するまでの経験をモリモリ書いた本作を興味深く読ませていただきました。 具体的には、合コン、お見合い、いわゆる婚活ですね。 それに加えて、自身の過去の恋愛話。 はては担当の女性編集者に男性紹介したり、伊藤潤二先生と対談したり、ちょいちょい脱線しながらも、基本は結婚までの恋愛エッセイとしてすすんでいきます。 特に面白いのが、奥様と出会いかた。 飲み屋で会って(しかも奥様、超遅刻してくる)、次の日に高尾山にいく予定があったカラスヤ先生は、なんとなく誘ったら軽くOKされて、そのまま家にきて、次の日も一緒に過ごして・・・気がづけば同棲しているという流れ。 ホントにあれよあれよで決まっていく。 これが妙にリアルなんですよね。 結婚する相手ってこういう感じなんだと思うんです。 結婚するまでは、ジタバタしたり、焦ったり、悲観したり、逆に開き直ったり、色々とあるんですが、ゴールする相手ってのは最初から決まっていたかのごとくスルスルっと収まってしまう。 カラスヤ先生も初彼女でこじらせてから、長年彼女もできず、陰キャでコミュ障だから結婚なんてできない!とずっと思っていたようですが、 そこからスピード婚(しかもできちゃった婚)という流れに。 ご本人が一番不思議がってましたが、自分の周囲の人も結婚って決まるときは一瞬だったりした様をみていたので、逆にリアルさを感じました。 結婚って、ホント不思議な縁だなと思います。 とはいえ、それまでは一見無駄だなと思ってもとにかく足掻くことが大事なのかなとか思いました。 チャンスはどこに転がっているかわかりませんからね。

カラスヤサトシの日本びっくりカレー

マトリョミン...

カラスヤサトシの日本びっくりカレー カラスヤサトシ
nyae
nyae

正直なところ、カレー美味しそう!食べたい!!っていう漫画ではなかったです。 「美味しいカレーを食す」漫画ではなく「カレー好きが色んなカレーを食べたりまつわるあれやこれやを体験し、思ったことや感じたことをそのまま描いた」という感じです。しかしこれが女性マンガ誌で連載していたというのはにわかに信じがたい。 主に東京と関西地方の店がたくさん出てくるんですが、調べるといまは閉店してしまっているところも少なくない。そしてこの作者はとにかく「激辛カレー」が好きで、自分はあまり辛いものが得意ではないことから、グルメガイド的には参考にならない部分が多いです。なんですけど、なんとなくダラダラ読んでしまう、クセになる漫画でした。 カレーって、知ろうとすればするほど好きになる料理だな、と知りました。好きになる、というか沼にハマって戻れなくなるイメージでしょうか。 この漫画を読んで、カレーと全く関係ないところで得たものは「マトリョミン」という楽器の存在を知ったこと。マトリョミン演りたい。演りたい演りたいめちゃくちゃ演りたい!!!気になったらYouTubeとかで見てみてください。