特にすごいと感じたのはセリフです。登場人物達の会話がとても自然なので文字数が多くても読みやすく、同級生の自殺に触発されて悲しい記憶が呼び覚まされた主人公の複雑な心理についても分かりやすく研ぎ澄まされた言葉で語られているのが素晴らしいです。精神が不安定になった主人公を救ってくれた男の子の一言はものすごく心に残りました。初めて倉多江美を読みましたがハマりそうです。
・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ たしか中学生くらいの時に一回一巻読んでそんなに面白くないなって思ってやめたんだよな。それから色々読んでやっと倉多江美の良さがわかって読もう読もうと思っていたが入手がちょっと大変だったが数年前に新装版が出た買おうと思っていたがタイミングが合わずに買っていなかった。で今回で買って読んだがすごいよかった。2巻以降になると一気に面白くなる。 ・特に好きなところは? コティを中心に淡々と物語が進んでいくが登場人物が心情を吐露するシーンになると途端に雰囲気が変わるところ。ジョゼフィーヌ・ド・ボアルネとチフス・ド・ラ・ブルトンヌが好き ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! フランス革命期の政治家ジョゼフ・フーシェをモデルでジョゼフ・コティが主人公でナポレオンのロシア遠征の失敗までが描かれている。フランス革命の前後の知識とかがあるとより楽しめると思う。あとなぜタイトルが「静粛に、天才只今勉強中!」になっているのかが知っている人がいたら教えて欲しい。ちょっとタイトルと内容がかけ離れている感はある
シリアスな話だったりギャグだったりといろんな種類のすごい短い短編がまとまっていてる作品集。正直よくわからない内容もあるけどまあこれはこれでいいなと思いながら読めて面白い。寝る前に読むのが最高だな 稲垣足穂の一千一秒物語がタイトルの元になっているのかな
特にすごいと感じたのはセリフです。登場人物達の会話がとても自然なので文字数が多くても読みやすく、同級生の自殺に触発されて悲しい記憶が呼び覚まされた主人公の複雑な心理についても分かりやすく研ぎ澄まされた言葉で語られているのが素晴らしいです。精神が不安定になった主人公を救ってくれた男の子の一言はものすごく心に残りました。初めて倉多江美を読みましたがハマりそうです。