下着メーカーの社長をやらされてしまっている感たっぷりだった獅子堂が、新入社員・椎名に出会って、社交ダンスに出会って人生も社長としての人生も変わっていく話。 自分の人生が何だかなぁって時に何かが起こる(誰かに出会うとか)って漫画の世界だけじゃなく現実でも必然なのかもって思う。 だけど実際、行動に移すのは自分自身の少しの勇気であって。簡単そうで難しい第一歩。 私は、この漫画で獅子堂の前向きで逞しい姿に励まされると言うか、背中押してもらえてる気がします。 そして、メガネ女子・椎名の美人度も高すぎました。
とても、良かったです! 失礼ながら、思ってたよりもグッと涙腺緩むお話でした。 タカシとオカン、過去に色々あったら少年達の関係の変化もジーンとくる。 何よりも、カラスと卍(タカシが拾ったネコ達)によって前向きに更に男らしく変化していくタカシがカッコいいし、愛おしくも思える。まだまだ読みたい。 そんな素敵な作品と思います!
ロリータ服のハウツー本では全くなかったです。着用の心得とか、立ち居振る舞いのコツとか、メイク方法とかそういうのは一切無いです。ちょっとそういうのに興味があったのです… ロリータ服をきっかけとする、主人公の気づきと成長と出会いの物語とでも言いましょうか… 登場人物の中でもカヤさんは素敵です。毎日酒場(バー)に強めの服を着てやって来てビール類を流し込んでいるお嬢さんです、昼は介護福祉士、夜はバーテン?、働き者のうえ人間の出来た素晴らしいお嬢さんなのです。主人公は偶然彼女と出会いますが、この出会いなくしては物語が成立しませんマジで。全編通して一番好きなシーンはカヤさんちにお泊まりして着せかえごっこ遊びをするとこです。うらやましいぞ。 物語は終盤小澤君を掘り下げて進んでいきますが、羽根をむしって丸裸にしてから建て直しまでの流れの無駄のなさがお見事だと思いました。中盤のSNSで主人公が攻撃される、生徒が改心するまでのくだりも、きつすぎる悪意の描写は無い(ひかえめ)なのが美点だと思いましたが、小澤君の過去と現在の描写も、つらいけど必要最低限というか、過激ではないのが良かった。 ※ここで言いたい過激っていうのは、よく広告である、見た人の興味をひくことだけを特化したような思わせぶりでショッキングで醜悪なシーンの寄せ集めのアレみたいなことです ストーリーの流れありきの、材料の1つとしてのロリータ服なんだな!と勝手に思っていたら、作者インタビューにロリータ服を描きたかったという発言を見かけて今「????」ってなっています。ロリータ服の魅力を伝える的な要素は限りなく薄かったように感じたのですが、、、、???
先生や親にはできなかったことが、友達にはできるということもある。 それぞれの事情で不登校になってしまった八木と狼谷のふたりは、学校へ行きたくない、行く理由がないとしながらも、本来は行くべきという現実との間で揺れていた。決して良いとは言えない家庭環境に置かれながら興味があることにはなんでも手を出してみる狼谷に感化されていく八木は、自分にも「頑張るためのなにか」が欲しいと考える。 そんな2人が出した答えがとても爽やかで感動的。 「頑張りたい」 それだけで一歩踏み出す理由になる。
私の心を代弁してくれているのか?と何度も思った。 私もよく『変な服着てるね。』って言われるし、・・・。 最初は、好きな服を着ているのに着ていることが恥ずかしかった。 自分に似合ってないんじゃないかって思ったから。 でも、着ているうちに周りの人から 『その洋服似合うのは〇〇ちゃんだけだよ。』 って言われるようになって、自信ももらえて。 両親の離婚のことも、いじめのことも私と同じ。 人生のバイブルにしたい! 何度も涙が出た。 最高に大好きな本♪
表紙のギャップのある絵がよく分かる話だった。自分とはどこまで定義されてるんだろう、なにをもって自分というのだろう、とか深く考えさせられる話だった。周りの人に恵まれていてありがたい限りだなぁと自身を振り返りよりほっこりした。
奇抜な格好をしている主人公が「なにあの人〜クスクス」と笑われる描写見るとすごく気が滅入るのですが、この漫画には必要で、この漫画は今必要とされる漫画かなと思います! あんまりもう人と変わっているということが虐げられる時世の流れではないと思うのでちょい違和感ある前半。しかし後半になるとん〜こういうことね!…と。 テーマが単純なように見えて深い… 個人的にはロジック部分より主人公の表情変化の方が良いなと思えたので、あえて推したい漫画ですね。
主人公の女子大生マミは一見背が高くてクールな雰囲気だが、誰にも言えない秘密を抱えている。それはいわゆる"ロリータファッション"に憧れを持っていること。可愛らしいものが好きな自分の趣味嗜好と周囲の人たちがマミに対して抱く"カッコいい女性"像との乖離のために、自身の本音を内に秘めて半ば外装を取り繕うようにして日々を過ごしていたマミだったが、バイト先の同僚・小澤との出会いにより少しずつ変わっていく。 やや変則的な導入だけに奇抜な印象を受けるかもしれないが、作品の根底にあるテーマはとても普遍的なもの。ベタな言い方をすれば"自分らしい生き方"という感じになるかもしれないけど、マミという人間を通して、"自分らしさ"と一言ではとても表現し得ない感情や生き方を見せてくれる。 そして、その根底に流れるテーマは一貫していながら、巻が変わるごとにそのテーマを違ったアプローチで表現してくる。その上でマミの物語が動き始めるきっかけとなったロリータファッションについて蔑ろにはせず、マミという人間を構成する要素として最後まで描かれている。 作中の経過時間はそこまで長くはないけれど、作品全体を通して読むと1人の人間の人生に触れたような感覚さえ覚える壮大な物語。 全5巻読了。
表紙から想像できる通りの漫画です。 主人公は一見少数派に見えるけど、理想像についてとか友達の反応とか、外に出ない気持ち的な部分では共感する人が大半なのではと思います。 ゴスロリは特に、若い時しかできないので、やっておけば良かったなぁー!!と思っている方も意外といるはずです(私です)
テーマこそゴスロリになっていますが、これは自分の願望と周囲から期待されるものが相反することに悩むすべての人に刺さる作品です。 本当はかわいいものを着たいという主人公の心からの切実な欲求が、容姿という先天的な要素によって阻まれてしまう。その辛さに共感できる人は多いことでしょう。 主人公が縛られていた鎖を解き放った後も単純なカタルシスがある訳ではなく、改めて否定的な世界の声と対峙せねばならない辛さもリアルに描かれます。そして、その葛藤がこの作品を推したい理由にも繋がっています。 そんな主人公が教育実習をしてクラスから浮いてしまっている生徒と何とか関係性を作っていくシーン、そしてその決めシーンも非常にグッと来ました。 今後も楽しみな作品であり、作家さんです。
下着メーカーの社長をやらされてしまっている感たっぷりだった獅子堂が、新入社員・椎名に出会って、社交ダンスに出会って人生も社長としての人生も変わっていく話。 自分の人生が何だかなぁって時に何かが起こる(誰かに出会うとか)って漫画の世界だけじゃなく現実でも必然なのかもって思う。 だけど実際、行動に移すのは自分自身の少しの勇気であって。簡単そうで難しい第一歩。 私は、この漫画で獅子堂の前向きで逞しい姿に励まされると言うか、背中押してもらえてる気がします。 そして、メガネ女子・椎名の美人度も高すぎました。