【過去ログ】きょうの新連載&読切まとめ
桃山アカネ
【ヤングジャンプ】
《読切》「アパートてだこ」トミノフジン
【週刊少年チャンピオン】
《読切》「Best Picture」内田裕斗/大沼隆揮
◇◇◇7月3日(水)◇◇◇
【週刊少年サンデー】
《読切》「リューリタン」田埜宗一
【週刊少年マガジン】
《読切》「月の國」稲妻桂
◇◇◇7月2日(火)◇◇◇
【漫画アクション】
《読切》「欲望幼女と無欲男子」脇谷成彦
◇◇◇7月1日(月)◇◇◇
【週刊少年ジャンプ】
《読切》「さよならマヌケな誘拐犯さん」百瀬直
【週刊ビッグコミックスピリッツ】
《新連載》「警眼-ケイガン-」早坂ガブ
【ヤングマガジン】
《読切》「しもべえ」村田ひろゆき
【BE・LOVE 】
《新連載》「生徒諸君! Kids」庄司陽子
『豪雨』http://www.moae.jp/comic/morningzero_gouu 『固定編成』http://www.moae.jp/comic/chibasho_koteihensei 桃山アカネの短期集中新連載。 過去2作の読切はどちらも考えさせられる素晴らしい読切で、絵も漫画の描き方もどんどん上手くなっている。 今回の『海の境目』は前作の『固定編成』の状況をや取り巻く環境を少し変えつつ掘り下げる形、もしくは前日譚的な立ち位置になっていると思う。 事後そして解決をロードムービー的に描く『固定編成』に対して、そこに至るまでも描く『海の境目』。 読切を読んだときも感じたのは、こんな作品を20歳、21歳で描けるのはとんでもないなということ。 ゴロッとした自分の中で処理しきれないような感情、どうしようもなく忘れたい記憶、逃げ出したくてもその糸口さえ見えない日常、どこまでいってもつきまとう血縁、家族ということ、親ということ、無力な子供ということ。 誰にも言えない、理解されえない、逃げられない「孤独」。 登場人物の息苦しさや生きづらさが生々しく表現されているのは今作にも共通する。 ふと、松本剛を思い出した。 短期集中連載のまだ1話目。 これから冒頭で明かされた結末へ向けて物語はどう進むのか。 どうか、由美子にも時田にも救いがあってほしい。 終わっている家族に何を想うか。 怖いもの見たさで楽しみだ。