意外なところに掲載されたマンガ情報まとめマッチロ よみこ 田中圭一 壱岐にまた呼ばれて 水野仁輔 勾玉と木星 山田玲司 2月/2020/3月 最果タヒ もろつ観音 大橋裕之 日ポンの巫女ちゃん 服部昇大
圧倒的な画力が生み出す熱量のあるマンガKode自分の好きな絵を描いて生きていくために イラストレーターであり、マンガ家でもあるマッチロ。「不思議の国のアリス」をモチーフに描かれるSFダークファンタジー「BIBLIOMANIA」は第22回文化庁メディア芸術祭マンガ部門審査員会推薦作品に選出された。精緻を極めた圧倒的な画力で、一枚の絵に込められた熱量には誰もが目を見張るはずだ。そんなマッチロに制作について話を聞いた。 ...
話題なので読んでみました。 SFもダークファンタジーもわたしは好きです。ただなんかちょっとしたがっかり感を覚えることが多いです。不思議な世界で世界の真理に触れそうな期待感を煽ってくれる割には、読後に残るものがあまりない、みたいな。本作もそういう感じを覚えました。 面白くないわけじゃないですよ。ただ作中で「なぜ生きるのか?」という問いかけをするのなら、もう少しえぐって欲しかった。カタルシス(もはや陳腐な言い回しですね)に欠けたって感じですかね。結局、人間が描かれていることでしか(少なくともわたしは)感動できないのかな、と。自分の矮小さにやや嫌気がさすと同時に、その人間の姿を感じることができなかったが故に、わたしのお気に入りにはならなかったというのが、本作への感想の要約になります。 絵の表現力は素晴らしかったです。清濁の描き分けが特に。 せっかく感想書くならネガティブなことはあまり良くないなぁとは思いつつ、吐き出したかったので、お目汚しさせていただきました。 次回作があるのなら、きっと読むと思います。