家同士の打算的な事情により18才差の許嫁となった2人。にも関わらずこの物語が多くの支持を得ているのは、文治が良識ある大人として真摯に姫子の成長を見守っているから。そして姫子の方も、そんなコワモテ軍人の文治の優しさを感じとり一途に慕っている。究極の純愛物語なのだ。
尊さが天元突破する。 普通に見たら心配になるほど悪役顔の軍人×12歳の許嫁の姫子。 当時の許嫁制度は家庭の事情やなんやかんやで顔も見知らぬうちに決められて否応無しに夫婦になるものという印象でしたが、本作の2人は幸せそうです。 3巻出ました、よかった。
大正ロリおじラブストーリーですね。女中さんがたくさんいる名家の娘さんと軍の将校さん。少女漫画のようにロマンチックでありながら、青年漫画のように世界観がしっかりしています。遠い時代の遠い世界でありながら映画のような没入感が得られます。これがあるからハルタはやめられんのよな。 壁ドンのような刺戟的かつ記号的な萌えが流行りがちな昨今にしては、将校さんのさりげない優しさや所作の美しさにキュンとさせられるこれはなんと言いますか、素材の味?出汁が効いてて上品な味わいです……
嫁、夫漫画多々あれど、なかなかに年の離れたカップルに思います。 しかも許嫁とあるからには本人の意思関係なくくっつけられたような気がするのに互いが互いを好きで、大切に想っているので美しい…。 文治がいつも隊服だからでしょうか、どこか刹那的で儚げな印象も付いてくるのは私だけ? 幸せになってほしい〜!
12歳の姫子と30歳の文治。大正5年の名古屋を舞台に、許婚である二人の歳の差18の恋愛が描かれます。 表紙の見た目だけで言えば完全に父と娘ですし、現代だと法に引っ掛かる設定ですが、大正という時代がすべてを赦してくれます。 設定だけ聞くと「えっ?」と思うかもしれませんが、内容は極めて純朴。二人を中心として、家族や周囲の人間を交えた大正時代の日常生活の営為がディティール細かく描かれ、興味深く楽しく読めます。 また何と言っても30歳の文治があまりにも色気と優しさ、その他様々な人間的魅力に満ち満ちていて、男が読んでも惚れてしまうレベルです。歳の差など気にならず、二人の幸せを願ってしまいます。 思えば大ヒット中の鬼滅の刃も大正時代。必死で鬼殺隊が鬼と死闘を繰り広げている裏で、歳の差カップルがこんな甘々なイチャイチャぶりを繰り広げているかと考えると少し面白いです。
自分がはまったライトノベルの一つ。漫画になってるだけでなぜか感慨深い。
家同士の打算的な事情により18才差の許嫁となった2人。にも関わらずこの物語が多くの支持を得ているのは、文治が良識ある大人として真摯に姫子の成長を見守っているから。そして姫子の方も、そんなコワモテ軍人の文治の優しさを感じとり一途に慕っている。究極の純愛物語なのだ。