私には二つの日本記録がある。一つは那須の中腹、海抜千メートルという日本一高いところに診療所があるコト。もう一つは、私の診療所が日本一小さいコトだ。だから近所の人は、私がヤブ医者と勘違いして町の病院に行ってしまい、収入のほうも日本一… なのだ。第1話:今日も患者がサッパリこない診療所で見川センセが大きなあくびをしていると、そこへ一人の美女がやってきた。「先生、全然変わってないわ」親し気に話しかけてくるのだが、全く記憶のない見川センセ。一体この美女は何者? 那須高原での人々の暮らしを見つめる山医者・見川鯛山の生活記をあますところなくコミック化した傑作シリーズ。
第1巻 「明治中期、ある村で二人の赤ん坊が生まれた」一人は地主の長男・川上龍太郎、もう一人は小作人の長男・大山竹蔵。二人は幼少の頃から絵を描くのが好きで、ライバルでもあり友でもあった。龍太郎の画家になりたいという気持ちは、次第に強くなっていく。しかし、家の跡取りである龍太郎は、両親に画家になることを反対される。一方、小作人であり家族を養わなければならない竹蔵も、絵を描くことをあきらめかけるが、龍太郎の東京へ出て画家になるのだという強い決意に押され、決意を固める。そして、二人は東京へと向かう。
人生の目的とは何か、幸せとは何か、生きがいとか何か。永遠にして最も難しいテーマについてヒントを与えてくれる、心暖まる作品。──青木ゆきは風俗嬢。風変わりなおじいさんとの出会いをきっかけに絵を描き始めるが、下手な絵しか描けない。しかも彼女の絵を見て激怒する人さえいた。しかし彼女の才能を見込む人も現れて……。上手い絵とは、下手な絵とは、才能の有無とは、いったい何なのか?悩める人におすすめです。
1945年3月10日、その日東京は米軍の爆撃機B29によって、大規模な絨毯爆撃を受けた。死者8万~10万ともいわれ、日本の敗戦を決定づけた東京大空襲であった。爆撃と炎は全てを消し去り、家はおろか街までをも人々から奪い取った。瓦礫の街とは対照的に、空はどこまでも青く広がっていた。幸運にも生き延びた者達は、廃虚の街を徘徊し、生き延びるために必死だった。そしてそんな人たちで駅の地下道は埋めつくされていた。東京上野の闇市を舞台に8人の戦争孤児たちが終戦直後の激動の時代を生き抜く、感動の大河ロマン!
良いも悪いも、何かと噂が絶えないフードコーディネーター・如月彩。彼女の元にくる依頼はどれも一筋縄ではいかないものばかり。そんな依頼にあっと驚く方法で解決してみせる、話題の料理奮戦ドラマ!!
「オレたちはみんな親なしの孤児だ!食うためにはなんだってやらなきゃならねえんだよ!」昭和20年8月15日終戦を迎えた。人々は生きるために食べ、食べるために生き毎日がそれとの闘いに明け暮れていた。そんななか、8人の戦争孤児たちと母娘が運命の出会いを果たす。孤児たちは母娘を守るため、母は孤児たちを守るため… 生きるための戦争が始まった。「戦国自衛隊」の半村良原作の小説を、石川サブロウが描く!
原作は400万部突破、映画化、ドラマ化! 芸人・島田洋七が少年時代を過ごした佐賀での出来事を書いた大ヒット小説の漫画版! 広島で暮らす主人公・昭広は母親に女手ひとつで育てられていたが、昭広の将来のことを思い悩んだ母は昭広をだまし、佐賀のおさのばあちゃんの元へ送る。昭広の目の前に現れたのは、がばい(すごい)貧乏ながばいばあちゃんだった! うちは先祖代々の貧乏だから自信もて、と言われ納得するが… 貧乏のどん底でも明るく生きる、そんな二人の物語がスタートする!
第1巻・巣立ちの季節 人並み外れた人見知りの20歳の堂本繁は、札幌で印刷工をしながら絵の勉強をしていた。意気地がなく同僚の女性に失恋してしまった繁は生まれ変わるつもりで100号の大作に挑む。公募展に出品したその作品は特別賞を受賞する。しかし、同僚の嫉妬と上司のイヤミに生まれて初めて怒りを爆発させる。怒りに任せ会社を辞めた繁は、安アパートを借り絵描きの道を志すのだった。そんな彼の前に現れた青年・青野。彼は将来最大のライバルとなるのだった。そして、謎の女・麦子。彼の行くところどこまでも付きまとい繁を困惑させる。その他様々な人物が登場し、物語が展開していく。
2010年本屋大賞第2位受賞作を漫画化!「24時間365日対応」で地域医療の中核を担う松本市の本庄病院。ここに勤める内科医の栗原一止は、寝る間も休日もなく診察と治療に励んでいる。人には寿命があるのだが、患者のために命がけで働く一止は、数々の奇跡を起こすのだった!現代医療が抱える問題と命をテーマにしながら、決して重苦しくはならない、笑いあり涙ありのエンターテインメント作!
「なんだそのへっぴり腰は」東北の小さな町に突然響き渡る怒声に戸惑う町民。そこには草刈りをする女の子が。しかし怒声の主・源さんの様子もどうもおかしく、町民が話を聞いてみると…。 のどかな岩手県花巻市東和町を舞台に「小日向結」の結ぶ物語。
動物写真に感動した大森太郎は勢いでカメラマンになることを決意する。初仕事に張り切って真冬の山中へ撮影にやってきた太郎。しかし何の知識もない彼は果たして…その他短編2編を収録
時は元禄、太平の世に尾張藩(現在の名古屋付近)に朝日文左衛門という者あり。彼は26年に渡って、日々の出来事をつらつらと書き連ねていた。江戸時代、将軍綱吉の御世に生きた侍の生き生きとした姿を描く!※こちらの作品は以前配信しておりました「ひょぼくれ文左」を再編集したものです。重複購入にお気を付けください。
タチバナ自動車の東京本社の総務から、下関へ営業として赴任した原田太郎。来た早々、リストラのための左遷だったことを知ってしまう。しかし、愛する妻のためのに後に引けない彼は慣れない営業で四苦八苦。さらに大の釣り好きの原田はついつい、仕事を忘れて釣り人のお手伝いをしてしまう。果たして彼に明るい明日はあるのか?※こちらの作品は、以前配信しておりました「海峡ものがたり」を再編集したものです。重複購入にお気を付けください。
「ゆきちゃん きみは何色だい?」美術展で偶然出会った老人を助けた「ゆき」絵を見ることが好きだった彼女はこの老人との出会いから、自分の色を探していく。
石川サブロウが漫画家人生を振り返りつつ、友人との交流の原点を赤裸々に描く! 投稿作品を持ち込んだときのエピソードを、その当時の作品の原稿とともに公開!「編集Y氏との出会い」「竜崎遼児との出会い」「村上もとか氏との出会い」を収録。
▼第1話/中国からの手紙▼第2話/逃避行▼第3話/収容所にて▼第4話/再会▼第5話/帰国▼第6話/予兆▼第7話/正月▼第8話/帰心▼第9話/彼岸▼最終話/母の旅 ●登場人物/江藤光一(すでに独立した3人の子どもをもつ父親。40年前に中国で別れた義母をひきとるが、文化の違いや自分の思いこみにとまどう)。江藤(管)きみ( 40年ぶりに日本に帰ってきた母親。しかし今の日本は自分の祖国ではないとわかり 、8カ月で中国に戻る)。 ●あらすじ/光一は、責任感が強く人望もあるサラリーマン。ある日、中国の母親から手紙が届く。母きみは、40年前に別れたきり消息がわからなくなっていたのだ 。終戦の直前、中ソ国境地帯の部隊にいた光一たちは、父と別れ厳しい逃避行をした経験をもっていた。中国語で書かれたその手紙には、生きている間にひとめ会いたいと書いてあった(第1話)。▼光一は家族会議を開き、母親を迎えにいくと宣言する。母とともに敗戦を迎えてから、軍隊の手を逃れ、現地民に追われながらもなんとか自決することなく逃げ延びることができたのは、偶然の結果だった(第2話)。▼一路母のいる竜江省へ向かう光一。国営農場に、深く皺の刻まれた年老いた母親をみつける。母は光一の入院費を工面するために中国人と再婚し、現地にとどまっていた(第3話)。 ●本巻の特徴/光一は継子だった。母は、光一と同じく先妻の子である立鮮を育て 、40年間中国で生き抜いてきた。日本に帰った母は、だんだん望郷の思いがつのる 。長年暮らし、亡くした3人の実子の眠る中国が、本当の故郷になっていたのだ。 ●その他の登場キャラクター/美登利(第1、5~最終話)、秀次(第1、2、5~最終話)、義光(第1、9話)、洋子(第1~3話)、哲男(第1~3話)、英一(第2、5~7、9、最終話)、咲枝(第2、5、7、9、最終話)、管立鮮(第5話)、武彦(第7~最終話) ●その他のデータ/あとがき~久保田千太郎(脚本家)、年表・付表
15年ぶりに執筆された続編「本日は休診」が初の単行本収録! 時がたち、父・鯛山亡き後、息子・鯛岳がついだ那須の診療所ではまたいわくありげな美しい訪問者が…。父親譲りで美人に弱い鯛岳はなんとか力になろうと相談を受けるが… 彼女は意外な名を口にした。「本日も休診」単行本未収録だった3編「ヒバリ」「大親分」「たまげた薬」を新たに収録。懐かしい登場人物、そして新しい仲間も加わり、「本日も休診」「本日は休診」全9話を収録した特別編集!
幼い頃褒められた作文をきっかけに、シナリオライターを目指すことを決めた俊平。夢に生きる青春がここにある!
分校が廃校になり、札幌の名門中学へ転任した荒巻先生は、それを機に四人の教え子たちを養う決意を固める。四人の子供たちと荒巻先生の同居は、ドタバタの連続…。それでも、読むだけで心が温まる、癒し系ストーリー。
平成17年1月17日。24万4555棟の家屋と、6432人の生命を奪った阪神大震災。家も店も失くし、たった一つ残されたゴルフクラブから、60歳の挑戦が始まる。還暦ルーキー、古市プロの誕生物語!
警察犬の訓練などを織り交ぜながら、人間と警察犬の心の交流を描き、読者に感動を与える心温まる作品です。「週刊少年ジャンプ」で掲載され、多くの読者から大好評を得た。是非一度は目を通したい感動大作。
労働基準関係法令を犯す企業を摘発、是正させることから“労働者の味方”と呼ばれることもある公務員、それが労働基準監督官。労働者を救うためには手段を選ばぬ監督官・佐倉太一郎は、あまりに豪腕すぎるが故に周囲から浮きまくり、「どら公僕」などと陰口を叩かれる始末。だが、そんな声に臆することなく、今日も企業に巣くう悪やウソを暴く!! 全会社員とその家族は、決して表舞台に立つことのない、少し怪しげなヒーローの活躍に刮目せよ!!
ゴルフグラブ屋「カワザキゴルフ」の息子・河崎勇。彼は、幼少期に日本に滞在していた親友、マーク・ケインに怪我をさせてしまったことでゴルフから遠ざかるようになってしまった…。しかし、ある日、マークが全米ジュニア選手権で優勝したことを伝える新聞記事を目にする。呪縛から解放された勇は、またゴルフへの情熱を燃やすのであった。
お金に不自由をしたことがないお坊ちゃまの大学生・姫岡勇二は、史上最強のボクサーを目指して、迫間ジムに入門した。ジムのトレーナーである城島五郎は、勇二に「ボクシングに不必要なものは全て捨てろ」という。勇二のボクシング人生がここに始まる!