ブスも美人もそれぞれ悩みがある。仕事中も帽子・眼鏡・マスク。仕事が終わってもそれらを取らずなるべく顔を隠して生きている。コロナ過だとごく自然な状況だなーとしみじみ思ってしまいました。コロナ前は異常な状況なのかと思わせてくれる冒頭でした。
タイトルと表紙から受ける印象と中身が違った。 「みんな違ってみんないい」のような言葉を言われても「ケッ」と思うようなやさぐれた性格なので、メインテーマのルッキズムが出てきたとき、つまるところ序盤で、この漫画は合わないかもしれないと思った。 「どうせ言うだけ本音は違うんでしょ」 「そういえば儲かる人がいるんでしょ、梨花とか」 そう思いながら読んでいた。 ルッキズムという言葉自体はやっぱり「ケッ」と思ってしまうけど、みんな生きづらいのは嫌よねと言われたら、「誰だって、そうよね」と思う。外見なんてそう簡単に変えられないから特に。 そんなかんじで、漫画自体は考えさせられながらも読むことができた。 ストーリーに触れると、 「絶対にその考え方変えてやるから」 ふたりがそう決意するシーンはとても印象的。 知子は梨花に対する怒りに燃えつつも、梨花の会社へ就職後は、少しずつ変わっていく。 時給1500円のお金の余裕と話し相手は大事。 追記 Amazonから、とあるアラ子先生の他の本だけでなく、絵本の「きみのことがだいすき」を薦められました
過去にブスでいじめられた女性と美人だけど言いがかりをつけられて辛い思いをしてきた女性が主人公の物語。ルッキズムがテーマで、それぞれに抱える悩みや葛藤が描かれていてかなり興味深い。美醜だけでなくちょっと前に話題になった身長の人権がどうとかの内容まで出てきて、もしかしたら全てのコンプレックスに答えを出す漫画になるかもと期待。
昔、容姿についていじめを受けたことがトラウマで。というこの背景。 容姿について傷付いたことって一生忘れないし根に持つタイプの私です。 そんな言ってきた奴が美容家として成功してるなんて、ぶっ潰したいでしかないw 一見復讐劇かと思ったらそうではなく、入りと終わりの展開にギャップがありそうでこれからの話の進みが楽しみ!
現在、多様化の時代。 個性は最大の武器。 とはいうものの、幼少期のトラウマが消えないのも事実。 何かのきっかけ(自分からでも、自分以外からでも)がなければ、中々心の奥から素直になることは難しい。 ただ、以前のように泣き寝入りするのではなく、それに立ち向かうことができた時、きっと何かが始まるときなのだと思う。 1巻読了。
夢中になって、あっと言う間に読み終わってしまった。 多様性って何だろうなと自分も思うことが多々ある。 最初読んでたら感情移入しすぎてか辛い〜と思ってたけど全く正反対の知子と梨花二人の女性が再び出会って、同じ会社で働きどう刺激し合い変化していくのか楽しみになりました。 女性の容姿と言う題材を扱った著者の覚悟を勝手ながら感じて同じ女性としてこの物語の行く末応援しています。 私も背中を押された気持ちになったし頑張ろうと思えました。
ブスも美人も関係ない、太ってても痩せててもいい、男女の性差も無くそう な方向にある世の中 なんとなくそうだそうだ!と流されがちですがこの漫画はそういう流れを言語化してストーリーに昇華してくれている! 読むとハッとします。 だいたいの漫画は「美女にも美女なりの悩みがあるのよ」止まりですが、悩みがあるからそれをどうしたいまで書かれている漫画はあんまりない気がします。
冬野梅子さんの「普通の人でいいのに!」がバズった時に似ている作品があると話題になったのがこちらです。その時は読んでなかったんですけど急に思い出したので読んでみました。ちゃんと読んでみると全然違うな…。 「普通の人でいいのに!」の主人公はオシャレなサブカルの世界に憧れてるけど現実の自分はただの普通の人だってことが強烈なコンプレックスになっている話ですが、「わたしはあの子と絶対ちがうの」の主人公は定職なし・未婚・アラサーがコンプレックスの本当に普通の人だったんです。サブカルとか興味もないし、それでマウント取ってくる人なんて大嫌いだったんですよ。でも友達に誘われた飲み会で出会ったフリーライターの男の人と付き合い始めてサブカル沼にハマっていくんです…!むしろ逆のタイプなのでは?でも世間っていう大きな尺度で測れば「サブカルチャーに揉まれて承認欲求をこじらせた女」という1つのカテゴリーに入ってしまうのかもしれない…。 身構えて読みましたがサブカルにハマっていく速度とかSNSに翻弄される様子が面白いし、なんとなく憎めない可愛さがあるので友達になりたいなと思えるような主人公でした。ちなみに本屋でもエッセイ漫画の棚に置かれたりしてますが、あとがきには実話を元にしたフィクションだと書いてありました。
表紙のメーテルみたいな美人タカコさんが婚活するお話。どうやら実在の人物がモデルらしく、友人キャラとして作者本人が出てきて「タカコの婚活話が面白すぎるから漫画にしちゃった!」と言ってました。 美人だから婚活すればすぐ結婚できるんじゃない?と思ったらそんなこともなく。むしろどんどんやさぐれていくタカコ…。喫煙所でタバコ吹かしてる姿とかたまらんです。おまえ幸せになれよ!と応援したくなります。 リアルな話なので婚活ってしんどいなって場面もあるのですが、とあるアラ子さんの演出が面白いのでさくさく読めますよ~! Vコミでも公開中です。けっこうな話数がまだまだ読めます。
ブスも美人もそれぞれ悩みがある。仕事中も帽子・眼鏡・マスク。仕事が終わってもそれらを取らずなるべく顔を隠して生きている。コロナ過だとごく自然な状況だなーとしみじみ思ってしまいました。コロナ前は異常な状況なのかと思わせてくれる冒頭でした。