綿貫芳子先生の新作読切怪奇譚。 一人の男が買い物中に迷い込んでしまった異様な場所で、大切な「サイフ」をなくしてしまい、人ならざるモノたちの露天市「鬼市(クイシ)」へ踏み入ることになるが…。 https://tonarinoyj.jp/episode/3269754496735953290 向こうへの行き方とか、その境目を実際に探してみたくなるような面白さがあります。 「沈黙交易」って造語?って思ったけど実際にあるんですね! 勉強になりました。 綿貫芳子先生の他の作品に出ている登場人物がこんな形で出てくるのか!という楽しみ方もできます。 以前の読切『まよひが異聞譚』も素晴らしかったです。 https://tonarinoyj.jp/episode/3269754496427567289
和テイストのあやかし系短篇が好きというのもあるけど、絵柄も独特でスミが美しくて素敵でした。 各キャラの表情や背景の雰囲気も独特な表現で、ウルジャンぽいけどジャンプっぽさはないというか(女性らしさがあるからかな?) いい話だった。うん。
※ネタバレを含むクチコミです。
とある3人の高校一年生、ひと夏の出来事。 人の顔色を伺っていい子のふりして勝手に不満を溜めて落ち込む女の子、椎葉。 背が高くてかっこよくて運動も勉強もできて周りの期待とプレッシャーの中で空気を読み続け「いい奴」を演じる男の子、三辻。 周囲からの視線、評価を一切気にしないで好きな美術と好きなだけ向き合う、伸。 付き合っている椎葉と三辻。孤独を楽しむ伸。 椎葉の歪な歯の形をきっかけに、ひと夏限りの三角形が浮かび上がる痛くて淡い思春期の記憶をそれぞれの視点から描くオムニバス。 https://twitter.com/atomicsource/status/1169210747240402944?s=20 「空気読まなきゃ」とか「嫌われないようにしよう」といった部分は多くの人の思春期に共通する息苦しくってたまらない問題ではあるんだけど、その分かりやすい手前の痛々しさだけをピックアップするべきではない奥行きを持った漫画だなと思った。 この漫画の、夏の強い陽射しとそよ風と木陰と美術室の匂いと蝉の声の中で鮮やかに描かれているのは、その時期の一点ではなく成長と変化の軌跡だ。 それぞれの立場の人間がこの出来事を機にそれぞれの方向へ軌道を変えていく。 そのときは運命的に感じるかもしれないが長い目で見ると偶然そこに居合わせたそれぞれの通過点に過ぎない。 それでも多感な時期に起きた出来事は、人生の行く末を変え得る力を持っているものだ。 読んですぐは、 ・変われた人(脱却、変化) ・変われなかった人(後悔、反芻) ・変わらなかった人(自分の価値観を信じて美しいものを追い続ける) の三者を描いているのかもと思ったけど、発言の内容だけ見ればそう単純ではない気もする。 当時は全てだった何もかもは、久しぶりに会えばあの日はあんなこともあったね、なんてささいな想い出のように語られるだろうけど、本当は誰しもが何かしらの形で一生その時代に囚われている。 そんな三者の羽化した先まで美しく描いているので一冊としての満足感がとても高い作品。
外面いい子タイプ・優等生タイプ・お調子者のフリして気使うタイプ・相手の求める言葉がすぐわかるタイプには読んでてつらいのでは? 共感という気持ちもあれば、漫画ならではの爆発→一皮むける描写も「そんな簡単じゃねーよ」って思ったり。こういう漫画が若い人に流行るってことは、皆色々気を使って懸命に生きているんだなとほほえましくなりました。 読後感が素晴らしいです。
高校生のひと夏のお話。 だけど、・・・。 それだけじゃない。 そのひと夏で、人との出会いで、人って代われる事。 素敵です。 終わり方が好き♡
3人の学生を軸にストーリーが進むんですが、読み応えあって内容も面白いです。 歯並び悪い子から始まります。 容姿のコンプレックスから内面的なコンプレックス。人間関係のわだかまりとかこの人といると解放される、とか! 3人どれも悩み、考えがあって絡み方がうまい…! ラストも気持ちがいい 久々に漫画一冊で満足しました、是非オススメ!
歯並びが悪いことくらいしか特徴がない、おとなしいJK主人公。 彼氏や女友達との人間関係でストレスをためまくってブチ切れるものの、変人な美術部男子に救われる(?)というちょっと不思議な話。 序盤で描かれる女友達のマウンティングは本当に恐ろしくて、主人公のストレスのため方には共感を得られそう。 とはいえ、ヒーローの髪型と歯並びフェチなところは、ちょっとマニアックすぎる気がしないでもない。
勧められて読んでみたけど、面白い。 簡単に作れそうなのから、難しいそうなのと色々あってよかった 特に春キャベツと豚肉のミルフィーユが美味そう
綿貫芳子先生の新作読切怪奇譚。 一人の男が買い物中に迷い込んでしまった異様な場所で、大切な「サイフ」をなくしてしまい、人ならざるモノたちの露天市「鬼市(クイシ)」へ踏み入ることになるが…。 https://tonarinoyj.jp/episode/3269754496735953290 向こうへの行き方とか、その境目を実際に探してみたくなるような面白さがあります。 「沈黙交易」って造語?って思ったけど実際にあるんですね! 勉強になりました。 綿貫芳子先生の他の作品に出ている登場人物がこんな形で出てくるのか!という楽しみ方もできます。 以前の読切『まよひが異聞譚』も素晴らしかったです。 https://tonarinoyj.jp/episode/3269754496427567289