「私の妹かーわーいーいぃ」「お姉様素敵っっ!」母の偏愛と戦う、相思相愛の姉妹の反撃劇!「我が伯爵家は、妹のアデラインが婿を取って継ぎます」美しい妹を溺愛し、外見地味で平凡な姉である私を蔑ろにする母と、家庭に無関心な父。そして周りの人間からも常に妹と比べられて成長してきた私がグレなかったのは、ひとえに妹のおかげだった……?歪な家族の中で育ってきた二人が支え合い、自分達の望む人生を切り拓くためにある計画を考えて……?
お願いします! 私の婚約を壊してくれませんか!?親に紹介された相手と婚約したのはいいけれど、なんとその相手には恋人が!? 困った寿々は、両家の顔合わせの日に出会った初対面の昴生に、思わず助けを求めてしまう。でも、昴生が世界的に有名な企業の副社長だと知り、寿々はそんな彼に頼んでしまったことに不安になる。昴生はある条件と引き換えに、結婚話を壊してくれることになって──。
【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】車を盗まれたナターシャは、被害届けを出しに行ったロンドンの警察署で中東の国の皇太子ラカールと出会った。うっとりするほど美しい彼はエキゾチックなまなざしでナターシャを一瞬で虜にし、支配者らしい強引さで官能的な夜へと誘った。これは一夜かぎりの夢物語。ふたりは住む世界が違うのだから。しかしラカールは翌朝ナターシャを自分の国につれ去った。思わぬ彼の行動に真摯な愛を期待したナターシャ。だが彼女を待っていたのは異国の残酷な愛のしきたりだった。
地味な私が華やかなモデルの姉と入れ替わるなんて!?エルスペスは緊張していた。いくらそっくりな双子でも、華やかなモデルの姉と入れ替わってバレないかしら? 友人の結婚式の付添を引き受けた姉は、仕事の都合で来られず代役をエルスペスに頼んだのだ。内気なエルスペスは、初めてのキスでひどいアレルギー反応を起こして以来、恋も普通の人づきあいすら諦めてきた。でも、これが新しい人生の第一歩になるかもしれないとスコットランドに飛んだ彼女を待っていたのは、新郎の兄マックの冷ややかな視線で?
離婚寸前の夫が記憶を失くした。愛は再び輝くの?「覚えてないの!? 私たちは1年前に結婚してるのよ!」 そして今は離婚しようとしているのに…。シャーリーは言葉をのみこんだ。夫のマッテオには、幸せの絶頂だった結婚式前日までの記憶しか残っていない。事故で頭を強打し、部分的に記憶を失ってしまったのだ。彼に、 これ以上の衝撃とストレスを与えることはできない。医師に2週間の静養を言い渡され、シャーリーは彼とともに新婚旅行で行くはずだったアマルフィを訪れることになるが…?
恋に臆病なロッティは、兄の勧めで登録したマッチングアプリでラグナ―と出会った。途切れないやりとり、青く澄んだ瞳と心地よく響くテノールの声。会ったばかりの彼に心を奪われるが、まさか思いもしなかったのだ。初めてを捧げた夜を最後に、連絡が途絶えるだなんて。私はただの遊び相手にすぎなかった…。その一夜で妊娠したロッティだったが、テレビ番組でラグナ―がアプリの開発・運営をしているCEOだと知る。娘の存在をせめて告げようと会いに行くが…?
玄関のドアを開けて、カルメンは息をのんだ。憎しみに満ちた目でファルークが自分を見下ろしていた! 1年半前、国際会議で砂漠の国の王子ファルークと出会い、恋に落ち、そして妊娠した。けれど身分違いの彼と結婚などあり得ない。カルメンは妊娠を隠して身をひいた。今、事情を知ったファルークは娘をひき取りに来たと言う。抵抗しても無駄だった。腕をとられ荒々しく唇を奪われると、体中から力が抜けていく。彼の圧倒的な魅力に抗える女などいるはずがないのだ。
会社が買収されて間もなく、ミアは新CEOのアレッサンドロに「僕には君が必要だ」と声をかけられた。その言葉に不覚にもときめいたミアだったが、それは秘書としての能力とその夜に催されるパーティーの同伴者としての言葉に過ぎなかった。ばかね…大企業のCEOが一介の秘書を相手にするわけないじゃない。ところがパーティーのあと、ふたりは情熱のままに、関係を持ってしまったのだ。その後ミアは会社を去った。新しい命を宿しているとも知らずに――。
挙式を目前にしながら、花嫁となるアイシャの心は晴れなかった。カルロとの結婚は政略結婚でしかないから…。幼い頃からカルロに淡い憧れを抱いてきたアイシャは、10年前に妻を亡くした彼が突然求婚してきたとき、内心は複雑だった。彼はまだ前妻を忘れてはいないはず。その証拠に愛していると言われたことがない。この結婚は私にとってつらいものになるわ――。そして、アイシャの予想は的中した。カルロの取り巻き女性のひとりから、みだらな密告があったのだ。
「富豪を集めた秘密倶楽部の最高権力者ゼウスに会いたい。2週間一緒にいて君が僕をベッドに誘わなければ諦めよう」ニューヨークの不動産王でありクラブでは女たらしの“狼男”と呼ばれるニックの挑発的な協定を、ゼウスの娘ピアは冷静な態度で受け入れた。しかし調印の代わりにとニックに唇を奪われピアの体に思わぬ欲望の火がつく。果たして2週間を無事にやり過ごし彼の企みを食い止められるのか。術中にはまればつらく苦しい恋になってしまうというのに…!!
大金で独立国ブレグノヴィアの大統領の座を買ったと言われる危険な革命家リザルド。ティファニーはアメリカ大統領候補の父親に彼との接触を頼まれ、特権階級が集う秘密クラブQヴィルトゥスに赴く。夫が事故死してから華やかな場所は苦手。私も大怪我を負い醜い傷跡を抱えているから…。幸いにもクラブは仮面着用がルール。傷跡が隠れたティファニーは大胆になり、出会った強烈にセクシーな男性に抱かれてしまう。その人物こそがリザルドだとは夢にも思わずに――。
ルビーはある人物に会うために、世界の大富豪が集まる秘密倶楽部Qヴィルトゥスに接客係として潜り込んだ。そこでは皆が仮面を着けていたが、現れた待ち人は圧倒的なオーラでその素顔を隠しきれていない。ナルシソ・ヴァレンティノ…ニューヨークの金融市場を掌握している辣腕実業家。 またの名をウォール街の魔術師。どうしても彼に私の願いを聞き入れてもらわなければ! ところが彼はろくに話を聞かず、あろうことかルビーに一夜の相手をするよう求めてきて…。
車を盗まれたナターシャは、被害届けを出しに行ったロンドンの警察署で中東の国の皇太子ラカールと出会った。うっとりするほど美しい彼はエキゾチックなまなざしでナターシャを一瞬で虜にし、支配者らしい強引さで官能的な夜へと誘った。これは一夜かぎりの夢物語。ふたりは住む世界が違うのだから。しかしラカールは翌朝ナターシャを自分の国につれ去った。思わぬ彼の行動に真摯な愛を期待したナターシャ。だが彼女を待っていたのは異国の残酷な愛のしきたりだった。
ギリシアの孤島で、暴君の父親に耐えながら自立する日を夢みていたセレーネ。17歳のとき、あるパーティーで彼女は生まれて初めての恋をした。実業家である父のライバル、若き富豪ステファンに。将来の夢を語るセレーネを彼は真剣に受け止め、こう言ってくれた。「5年後に会おう、セレーネ」と。その言葉だけを頼りに彼女は密かに島を出る計画を練ってきた。そして決行の時。セレーネはまだ知らなかった、純真な彼女にとってステファンは危険すぎる男性だということを。
父のホテルを買収したチェイスをひと目見て、マドリンは衝撃を受けた。なんて傲慢で冷酷で…魅力的なの。いいえ、私の愛するホテルを奪おうとする男に惹かれてはだめ。しかしチェイスは彼女の反発も意に介さず強引なアプローチを仕掛けてくる。仕事では有能さを発揮し、社交の場では最高の笑顔と洗練された態度で人々を虜にする彼に、いつしかマドリンは夢中になってしまう。チェイスのキスに情熱的に応えた瞬間、彼の瞳が怪しく輝いたことには気づきもしなかった。
アメリカの大学生イザベラは、春休みを利用してローマへ遊びに来ていた。そこで道を尋ねたアントニオに一瞬で心を奪われ、出会ったその日にベッドをともにし、つきあい始めた。しかし幸せな時間は長くは続かなかった。アントニオに理由もわからず捨てられたあの日、彼の兄ジョヴァンニは、弟との仲立ちをしてやると言ってイザベラに酒を飲ませ、そして…。兄弟の確執に巻き込まれたイザベラ。不実の女という汚名を着せられた今、愛するアントニオの愛を取り戻せるのか。
野獣と呼ばれるシーク・ナディールとの婚礼を前に、ゾーイはおびえていた。ベッドをともにして彼に気に入られなければ、結婚を解消されてしまう。そうなったら私に未来はない! 砂漠の国ジャザールで奴隷扱いされる日々を、国外脱出のチャンスを窺うことで耐えてきた。この結婚はその機会を与えてくれるはずなのだ。しかしゾーイは彼が野獣と呼ばれる理由を聞いて戦慄した。彼を満足させるなんて絶対に無理だわ。しかも私には、花嫁として致命的な欠陥があるのだから。
トリシュの初恋の男性は16歳年上のアダム。でも彼に愛されるはずはないと、トリシュは身をひいた。4年後、彼の婚約披露パーティーでふたりは再会した。アダムはいっそう魅力的になっていて、寄り添う婚約者は彼に釣り合う大人の女性。あの時彼から逃げていなければ、今、隣に立っているのは私だったのかしら。トリシュは未練がましい自分を惨めに感じ、想いを断ち切るように故郷の島に帰る。だがひと安心したのもつかの間、アダムが彼女を追うように島にやって来て…!?
「僕の要求を受け入れなければ、君の父親は牢獄に入ることになる」義理の祖父の隠し子ショーンの非情な通告に、フィリッパは言葉を失った。ショーンの目的はフィリッパの一族に復讐すること。祖父の葬儀の日に突然現れ、実子であることを盾に彼は遺産のすべて取り上げた。そして父親の窮地を救う代償として、フィリッパに結婚を強要した。なんて卑劣な男なの! 私が落ちぶれる様を見て楽しむつもりなのね。けれどどんなに屈辱的な要求でも、従わざるを得ないのだ!!
キャットは親族の結婚式から抜け出した。離婚した両親は、ともに若い恋人を同伴している。そんな人たちがいる場で聞く愛の誓いほどむなしいものはない。退屈して庭にたたずんでいると、魅力的な男性が話しかけてきた。誘われるまま、キャットは素性も知らない彼と束の間の関係を結んでしまう。互いに素姓は明かさないベッドだけの関係――今までのキャットなら、それだけで充分満足なはずだった。なのになぜか彼には特別な感情が湧いてきて、彼女は大胆な提案をした!
検事キャロラインは順調にキャリアを重ね、毎日に満足していた。ある日、裁判所で彼女は思いがけない人物と再会した。ニック――出会って3週間で結婚し4日後に離婚した元夫。3年の時を経ていっそう魅力を増した彼は、弁護士として活躍していた。恋の喜びと愛の悲しみに激しく揺れた日々がよみがえり、彼女はまだニックを愛している自分に気づかされる。でも私はもう無邪気に恋をしていられた子供ではない。解決しなければならない大きな問題を抱えているのだから。
バージンラブがテーマのタイトルをまとめてお得にお楽しみいただけるハーレクインコミックスのセットです。「悪魔と呼ばれた大富豪」「ファルコンの恋人」「会いたくて眠れない」「実らぬ純愛」「伯爵に拾われた娘」「熱いレッスン」「育てられた花嫁」「切なすぎる婚約劇」「かなわぬ初恋の夢」「恋と冒険のはじまり」の10話をまとめて収録。
花嫁市場…それはサマルカラ国の美しき王オマールが、他国の才芸に秀でた美女を集め、王妃に足るひとりを見定める品評会。優秀な姉の代わりに参加したベスは、平凡な自分が選ばれるはずはないと確信していた。ある大事な目的のために参加費としてもらえる大金が欲しいだけ。しかしオマールは熱い視線でベスを値踏みすると予期せぬ告白をした。「ベス、僕には君が必要だ」と――。その言葉がベスの冴えない人生を大きく変える、波乱に満ちたロマンスの始まりだった!!
冬に配信開始となった懐かしの名作をテーマにしたハーレクインコミックスのセットです。まだ見ぬ名作が眠っているかも!「キスのレッスン」「異国の君主と花売り娘」「大富豪と罪深き純真」の3巻をまとめて収録。