中村 淳彦(なかむら あつひこ、1972年 - )は、日本のノンフィクション作家。
貧困は他人事ではない。東洋経済オンラインで1億2000万PVを突破した人気連載、待望のコミカライズ! 奨学金という名の莫大な借金に苦しむ女子大生。壮絶なパワハラ・セクハラが横行する職場に耐える派遣OL、明日の食費にも事欠く高学歴シングルマザー…、この現実は決して他人事ではない――
社会からも女性からも排除された、この「生き地獄」30歳を超えて性交未経験の「中年童貞」。彼らの姿をインタビューを通じてえぐる衝撃のルポが漫画になった! 『名前のない女たち』(宝島社・シリーズ累計30万部)『職業としてのAV女優』(幻冬舎新書・6万部)『日本の風俗嬢』(新潮新書・9万部) ――日本の性にまつわる取材を続けるノンフィクション作家・中村淳彦があぶり出した「中年童貞という生き地獄」を『絶望の犯島』(双葉社・櫻井稔文名義)の変態男&ヤクザ集団の緻密描写でカルトな人気を築いた桜壱バーゲンが可視化する!!
ホス狂いの女子大生あすか。一見普通の「いい家族」を演じてきたのに母に見捨てられた咲、限られた生活費しか渡さないモラハラ夫よりも稼ぐようになった朱里。3人の「交縁女子」物語。
“親ガチャ”“格差社会”、生まれ落ちた星で人生は決まってしまうのだろうか。ろくに仕事もせず家事も娘に押し付けるようなシングルマザーの元で、京田麻里は大学進学を目指していた。見事、志望の薬学部に合格した麻里だったが、国立大学とはいえ、一人暮らしの学生生活は困窮を極めた。奨学金とバイト代だけでは生活もまままならない。アパートのガスも止められ、高校生の時にバイトで貯めた貯金も底をついていた。短時間でお金になるバイト…。麻里はフーゾクで働く決心をするのだが、それは奈落の始まりだった。女性の貧困という社会問題をフィールドワークに取材・執筆を続けているノンフィクションライター中村淳彦の原作をコミック化! 気立ても良くてアタマもいいまじめな少女が、貧しさのなかで不幸になっていく。この世界はけっして美しくなんかない!!
近年、社会問題にまで発展しつつあるAV出演強要問題。大人たちの巧みな誘い文句にだまされ、自分の意思に反して出演させられる少女たち。当事者へのインタビューをもとに、AVデビューへ追い込まれるまでの過程をリアルに描き出す。これまで口を開くことができなかったAV被害者が、ついに声を上げはじめる!
シリーズ累計35万部! 名もなき「企画AV女優」の真実を描き出す傑作ノンフィクションを完全漫画化! 「最底辺」AV女優たちのリアル ノンフィクションの名著を完全漫画化! ゴミ屋敷に生きる女、セックスしか信じられない女、チンポに取り憑かれた女、パパの借金をカラダで返す女、2度の中絶とギャンブルの借金を持つ女、カロリーメイトしか食べられない女、彼氏と別れた反動でAV女優になった女、旦那の風俗通いが許せず離婚を考える新妻……彼女たちはなぜ“企画”AV女優になったのか? 名もなき企画AV女優の「セックスとお金」を赤裸々に描くノンフィクション漫画巨編。 【目次】第1章 ゴミ屋敷に生きる女 第2章 セックスしか信じられない女 第3章 チンポに取り憑かれた女 第4章 パパの借金をカラダで返す女 第5章 2度の中絶とギャンブルの借金を持つ女 第6章 カロリーメイトしか食べられない女 第7章 彼氏と別れた反動でAV女優になった女 第8章 旦那の風俗通いが許せず離婚を考える新妻 番外編 女衒(ぜげん)介護士が暗躍する介護施設の抱える闇
大切な娘のために、様々な仕事をしながらひとりでがんばってきたシングルマザー。ようやく再婚を考えられる男性と出会うが、なんとその男が娘に性的虐待をしてしまう。そのことがきっかけで母娘関係は崩れ、生きることに絶望した母親は自殺を考え始めるが…!? 目をそむけたくなるような残酷な人生模様をリアルに描く話題作! ※この作品は『ストーリーな女たち ブラック Vol.12』に掲載されています。重複購入にご注意ください。
大きな社会問題となっている「女性の貧困」に焦点を当て、問題の核心に迫る新シリーズ! 子供を育てるために体を売るシングルマザーや、未来の見えないブラックな職場で働く女性たちなど、当事者へのインタビューをもとに構成されたリアリティーにあふれた内容は、あまりのつらさに目を背けたくなるほど。はたして彼女たちは貧困の底で希望の光を見つけることはできるのか!? ※この作品は『ストーリーな女たち ブラック』に掲載された作品をまとめたものになります。重複購入にご注意ください。
プロダクションに所属していないために、安いギャラで買い叩かれるフリーの企画AV女優。そんな弱い立場の女優が鬼畜すぎるSMプレイ撮影の餌食にさせられ、全身に火傷と傷を負って…。その他、学費を稼ぐために出稼ぎでAV撮影に臨む短大生など、自分のカラダひとつで生きていく実在の女優たちの壮絶な生き様を漫画化。過激度マックスで贈る超人気シリーズ! ※この作品は『ストーリーな女たち ブラック』Vol.2,4,6,8,10に掲載された作品をまとめたものになります。重複購入にご注意ください。
生活のために「援デリ」と呼ばれる出会い系サイトの闇風俗で体を売っていた少女や、引きこもりの子供を養うために熟女AV女優としてデビューしたシングルマザーなど、さまざまな事情を抱えてAV業界へとやってくる女たち。そんな心の奥底に闇を抱えながらも力強く生きていく彼女たちの生き様に迫った話題作! ※この作品は『ストーリーな女たち ブラック』Vol.1,3,5,7,9に掲載された作品をまとめたものになります。重複購入にご注意ください。
センセーショナルなタイトルで思わず読んでしまいました。 コロナ禍や今の世情とマッチしているかもです。 ただ、どうも登場人物の設定が嘘くさく感じました。 国立医学部にいくようなご息女は私立の中高で豊かな教育を受けている人が大半だし、しかも実家から通っているのに貧乏ってのに違和感ありました。 なにより、医学部だったらどうとでもなるだろうって。 というのも、ウチの兄が、社会人になってから医学部に入り直した人間で、わがままでやっていることだからと親も一切の援助をしませんでした。 それでも、遠く九州の地で学費+生活費(学業に専念するためという理由で借りられるらしい)で1000万近くの奨学金を借りて通った経緯があり、弟として、 アニキ、そこまで医者になりたいんだ・・・ と、感動した覚えがあります。 そんな兄も卒業して、5年経ちました。 奨学金全額返済して、今では元気いっぱいにレクサスを乗りまわしてます。 医者ってすごいなぁと思いました。 そんな感じで、医学部ならどうとでもなるし、貧困は無理があるなぁと感じました。 要は、 学業が大変な学生=医学部 →効率の良いバイトをしないといけない →風俗しかない という流れかと。 これが暇そうな学部の大学生なら「スキマでバイトしろ」と言われて終わりそうですもんね。 極端だとは思いますが、伝えるための脚色ととらえて読むと面白いかもです。 実際、学生時代、急な家庭環境の変化で清貧にあえいでいる人も周囲にいたので。 これからの日本を背負うような学生が、学びたいのに学べない状況は是正すべきだと思いますし、そのためのライフラインはあらゆる面で整備すべきだと思います。 (もっとも借りても返さない輩もいるので、一定の判断が必要ですが) 同じように「貧困男子」も取り上げてほしいですね。
『漫画ルポ 中年童貞』などでもお馴染みの中村淳彦さんが、東洋経済オンラインで「貧困に喘ぐ女性の現実」と題した2016年からのシリーズ連載で1.2億PVを突破した記事を書籍化した『東京貧困女子。―彼女たちはなぜ躓いたのか』をコミカライズした作品です。 その後、筆者の中村淳彦氏は『新型コロナと貧困女子』という本も上梓していますが、このコミカライズに当たってはコロナ禍も非常に意識されていてコロナ以前・以後が明確に描かれています。 連載時のように数話につき一人の人物にフィーチャーして語るという内容ですが、様々な現代の地獄絵図が描かれます。 一番最初の「広田優花」から、国立大学の医学部に進学しながらも親から金銭的援助が受けられないという状況で奨学金制度という名の多額の借金を背負い、普通のバイトでは稼ぎも時間も足りないのでそちらの道へ進み、客である中高年男性から「楽して稼ごうなんて良くない」と説教されるという吐き気を催すような構図が描かれます。買われる女性と買う男性は、視点を引いてみれば格差社会における強者と弱者という構図で、弱者はもっと強者に怒って良いはずなのになぜか強者が訳知り顔で弱者を糾弾し、あまつさえ自己責任だなどという歪んだ構造は是正されていかねばなりません。 別に、ブランド物を買い漁って贅沢したい訳でも何でもなく、成人もしていない女の子が、普通に大学に通い普通に勉強して普通に部活をしたいという極当たり前の欲求を叶えるために、望まぬ道に身を堕とす様は読んでいて酷く居た堪れない気持ちになります。小田原愛さんの描く女性がとてもかわいらしく、その一方で気持ち悪いおじさんも十全に描いていることもあって臨場感たっぷりです。自分の意思としては絶対にやりたくない行為を、お金のためにやらされる苦しみ、そしてやってしまった後の強い後悔と不快感が痛いほど伝わってきます。 とりわけ日本では奨学金制度は度々問題として取り沙汰されますが、高等教育を受けるために裕福な家庭に生まれなかった人は身も心も磨り減らさねばならない状況というのは絶対に間違っています。世界でも圧倒的な少子高齢社会なので全体的に見て衰退していくのは避けられないとしても、そうであるからこそ尚更教育には国の予算を割いて然るべきだと思います。 おそらく、こういう状況を想像もできない政治家や上の世代の人も多いことでしょう。お金に困ったことがない人、大学で全然勉強せず大学は遊ぶところだと思っている人……そういった人たちにこそ、この本を読んで現実を知って欲しいです。
センセーショナルなタイトルで思わず読んでしまいました。 コロナ禍や今の世情とマッチしているかもです。 ただ、どうも登場人物の設定が嘘くさく感じました。 国立医学部にいくようなご息女は私立の中高で豊かな教育を受けている人が大半だし、しかも実家から通っているのに貧乏ってのに違和感ありました。 なにより、医学部だったらどうとでもなるだろうって。 というのも、ウチの兄が、社会人になってから医学部に入り直した人間で、わがままでやっていることだからと親も一切の援助をしませんでした。 それでも、遠く九州の地で学費+生活費(学業に専念するためという理由で借りられるらしい)で1000万近くの奨学金を借りて通った経緯があり、弟として、 アニキ、そこまで医者になりたいんだ・・・ と、感動した覚えがあります。 そんな兄も卒業して、5年経ちました。 奨学金全額返済して、今では元気いっぱいにレクサスを乗りまわしてます。 医者ってすごいなぁと思いました。 そんな感じで、医学部ならどうとでもなるし、貧困は無理があるなぁと感じました。 要は、 学業が大変な学生=医学部 →効率の良いバイトをしないといけない →風俗しかない という流れかと。 これが暇そうな学部の大学生なら「スキマでバイトしろ」と言われて終わりそうですもんね。 極端だとは思いますが、伝えるための脚色ととらえて読むと面白いかもです。 実際、学生時代、急な家庭環境の変化で清貧にあえいでいる人も周囲にいたので。 これからの日本を背負うような学生が、学びたいのに学べない状況は是正すべきだと思いますし、そのためのライフラインはあらゆる面で整備すべきだと思います。 (もっとも借りても返さない輩もいるので、一定の判断が必要ですが) 同じように「貧困男子」も取り上げてほしいですね。