富沢 順(とみざわ じゅん、1960年(昭和35年)4月11日 - )は、日本の漫画家。
NEO=SYSTEM社の特A級派遣社員、山崎宅郎。彼はどんなビジネスでも100%成功させるという伝説の男――。その正体は、かつて過労死した凄腕のビジネスマン・尾崎達郎だった!超々ジュラルミン製ボディの企業戦士(ビジネス・コマンドー)として甦り、必殺の武器と必殺技を携えて、襲いくる企業戦士をなぎ倒し、彼は働き続ける……この世に遺した妻子のため、組織の中で喘ぐビジネスマンのため、そしてすべての消費者のために――!!
殺人容疑で全国指名手配されているホームレスの花輪凶作。しかし彼は他人の心の中に入ることができるという特殊能力を持っていたのだ!その能力を利用して「路上メンタルカウンセラー」をする彼のもとには、心を病んだ現代人たちが救いを求め訪れる。人々の心の闇に巣食う『トリックスター』とは!?新感覚のサイコ・ストーリー!!
九州から上京し、万仲(まんなか)学園高校に転入した泊桃太(とまりももた)は、憧れていた東京での学園生活を始めようとしていた。そんな彼の前に、『H.I.P.』という奇妙な三人組が現われた!『H.I.P.』とは、学園内のいかなる問題も一週間以内で解決してしまうという学園のなんでも屋なのだ。早乙女十三キャップ、一之瀬遊子、山下大器が桃太を巻き込んで、次々と難問・珍事件を解決!?
生まれながらにしてスターになることを宿命づけられていた!!とかいうことはないのだが、スターを目指している主人公・越中敏太。20歳にもなって夢を追う彼に、彼女も愛想をつかした。そして酔っぱらった敏太は、人気No.1アイドル・小野知美(シルビ)主演映画の記者会見場に紛れ込み、あろうことか知美にキスをしてしまう!そのうえ、まんまと彼女の所属事務所シャトル・プロモーションと契約することに成功してしまった!!
ソフト帽にトレンチコート、胸には紅いバラの花――男たちが失った、タフで孤独で非情なハードボイルドな生き様を追求する新米探偵・朝比奈仁太。しかし今や探偵業界もオフィスは小ぎれいだし、サラリーマンと変わらない。裏路地にひっそり佇む紫煙たなびくセピア色の事務所はもはや存在しないのか?彼が夢見るCIAやKGB、妖術使いとの死闘の日々は、果たしてやって来るのだろうか!?
我王獣太(がおうじゅうた)は、一流会社に就職するため日々勉強に精を出す中学生。しかし元レスラーの父は息子をプロレスラーにしようと無理やり特訓を受けさせる。そんな父にほとほと嫌気が差していた獣太だったが、幼なじみの風子がボクシング部の鮫島に痛めつけられたと聞いて、ひとり復讐に立ち上がる!眠れる獅子、我王獣太は果たしてその力を目覚めさせることができるのか…!?
社会の発展にともない、犯罪も凶悪化の一途をたどっていた――そんなある日突然、原子力発電所からプルトニウムが強奪された。闇の軍隊“フェニックス”と名乗る襲撃犯たちは、腐敗した日本に理想国家を築きあげるのが目的だとうそぶく。そして、そのために次々と兵器人間(ウェポノイド)を送り込んできた。一方、フェニックスの野望を阻止するために、日本武装警察(J.A.P)の戦士・コマンダー0が出動した!!
六本木署・刑事、工藤俊輔。妻子と別れ自暴自棄の生活を送っていた彼は、酒場で謎の美女と出会い、一夜を共にする。翌朝工藤は管内で起きた殺人事件の捜査に呼び出される。そして捜査を進める中、事件の容疑者が昨夜共に過ごした美女・八神エリカだと知り………!?
自分が誰だかわからないけど、ラーメンを作らせたら超一流!「野良ちゃん」と呼ばれる放浪青年が作り出す一杯のラーメンが、人々を幸せにしていく人情グルメコミック!店の前で倒れていた青年にラーメンを食べさせた「ラーメンしろくま」の店主だったが、そのラーメンを酷評されてしまう。店主の娘・玉子(たまこ)は、青年が背負っていた麺棒から麺師だと考えて、青年に自分のラーメンを作らせるが……!?
肉の絶妙な焼き加減を見極める娘・ヨリと、焼肉師としての腕を磨く青年・タツジ。二人が切り盛りするのは、絶品の白肉(内臓肉)を扱うプルコギ食堂。あまりの店の評判に、スゴ腕の焼肉師が「焼肉対決」を挑みにやって来ることも!?「ミノ」「コプチャン」「ハラミ」「センマイ」「ハチノス」「ギアラ」…。この国には、白肉の本当のおいしさを知らない不幸な人々がたくさんいる!読めば、焼肉新世界の扉は開かれる――!!
※ネタバレを含むクチコミです。
ライセンスが与えられ、犯罪者を殺しても罪に問われない殺し屋。普段は屋台でラーメンを作っており、「天誅ラーメン一丁」と注文が入るとモードが切り替わる。いつも依頼者が死に際に注文するので、もっとはやく動けやと思う。 ラーメンにちなんだ技で戦うため、どこからどう読んでもギャグになってしまうのだが、最後は出前箱をギロチン代わりに使って殺すので、そこだけ異常に残酷に感じる。 1話完結で毎回同じパターンの勧善懲悪ものが読みたい(難しいことを考えたくない)時におすすめ。
原作が「ミナミの帝王」「白竜」などの天王寺大先生。 絵が「企業戦士YAMAZAKI」などの富沢順先生。 天王寺先生の作品って自分の印象としては インパクト重視で細部はちょっと、という感じ。 えーあれはそのままでそっちにいっちゃうの? みたいな展開を感じる部分があったりする。 しかし「ダーティ」はそういう天王寺先生のストーリーと 富沢先生の絵とが上手くあっている。 結構、荒い話を絵が上手く動かしていくというか、 ここを抑えておかないと理解できなくなるよ、 という点はわかりやすく絵にしていて、 そこは深く考えたら楽しめないよ、 という点はスッと流している感じがする。 いい意味で細部のアラが目立たない。 なので話の途中でテンションが落ちたりしないで 一区切りするまで読ませる力が ある話になっていると思う。 細かいアラ捜しをしたら出ないわけじゃないので 奥が深い作品だとかは言い難いのだが 大味なんだけれど面白いというか面白く読める漫画だ。
最終話のタイトルでもある「パワー・オブ・ドリーム」――。これを鳥がなぜ空を飛べるのかと重ねて、命は望んだ方向へと歩んでいくもの、と主人公の山崎は語ります。人もまた同じで、強くなりたいと思う格闘家は過酷な練習を自らに課し、どんな病気でも治したいと思う医者は知識の吸収にさまざまな症例を見る。じゃあ、われわれ会社員の望む道とは? そんなことを考えさせられるのがこの漫画です。山崎は過労死した後、サイボーグとなって復活し、業績の落ち込んでいる会社に派遣され斬新な企画を提供する特A級企業戦士。燃やせる缶や壁掛けテレビ、新型コミュニケーション空間の提供と、新製品をプレゼンしながら、業績が上向かない理由=人の心の問題を解決していきます。その問題とは考えることを止めたり、他人の足を引っ張ったり、簡単な仕事しかしなかったり、部下とコミュニケーションできなかったり、などなど。ライバル社の企業戦士との格闘を通し、ビジネスマンのあるべき姿を説く山崎の台詞は説得力十分。日々流されて二の次になってしまう”こうありたい”と思う心。それを忘れないようにしよう、と思わせてくれます。
2019年現在では実現しているものは多いが新製品のアイディアと懐かしいパロディの戦闘シーンがいい。連載当時の時代を知らないと面白さが半減すると思うが主人公「山崎宅郎」が各回の登場人物にいう「名言」は今読んでもいい
※ネタバレを含むクチコミです。