奴隷商人に殺されそうになったところを、雪豹の獣王陛下に助けられた“砂かぶり”。一族の皆とは毛色が違うため居場所がなかった砂かぶりを、王様は「運命の番」だと言い、きれいな服を贈り、ふかふかのベッドで寝かせ、食べ残しではない美味しいご飯を食べさせてくれる。さらに、王様は砂かぶりに「紅藍」という素敵な名前まで付けてくれた。嬉しくて王様の役に立ちたいと思う紅藍。でも、紅藍は「番」がどんなものかよくわからなくて……。電子限定おまけ付き!!
生贄として森に捨てられた人間の子ども・太郎。森の奥に住む狼のウルは、痩せた人間は美味しくないと言い、太郎に美味しいご飯を食べさせ、きれいな洋服を着せ、怪我の一つもしないように、大切に大切に育ててくれた。大きくなったら大好きなウルに美味しく自分を食べてほしいと願う太郎だけど、いくつもの季節が廻った森のなかで二人は――。甘く、切ない異種族BLストーリー! 描き下ろしショートも収録。電子限定おまけ付き!!
瑞獣の末裔である坊ちゃんのお世話をするため、執事として戻ってきた乙鳥(つばくら)。お別れをした5年前とくらべ、落ちぶれてしまった様子のこの家にいったい何が起こったのか……。しかし、そんな状況でも坊ちゃんは困った人がいると放っておけずすぐに自分の身を削って与えてしまう。乙鳥は、坊ちゃんが傷つくことが許せず、それらを取り戻そうと心に誓うが……。大ボリュームでお届けする、主従の切ない和風ファンタジー!
森の奥深く、奇妙な庭のある家に住んでいる「Q」。ある日、Qのもとに花束と宝物(レアアイテム)を携えて訪れ、求婚する男がいた。Qはその男を冷たくあしらい、別の宝物を持ってきたら考えてやらなくもないと告げるが――。
Hで刺激的なオール描きおろし電子限定BLコミック誌「エストロ」 【ラインナップ】 小石川あお「殿とつばめ 七十二候拾遺譚」1話 柚木ゆー「今夜、出張先のビジネスホテルで」1話 都みめこ「トロける誘惑マッサージ」1話 金田正太郎「狼王弟と白のお嫁さん」1話 滝田有村「えっちすると幽霊退治できるって知ってた?」1話
瑞獣の末裔である坊ちゃんのお世話をするため、執事として戻ってきた乙鳥(つばくら)。5年前とくらべ、落ちぶれてしまった様子のこの家にいったい何が起こったのか……。乙鳥が戻ってすぐに任された仕事は、届け物をすること。何があったとしても、家の為、坊ちゃんの為にと、誇りをもってお仕えする乙鳥だったが――。
ひとり暮らしのサラリーマン・千草が子猫だと思って拾った薄汚れた毛玉。綺麗にして、ご飯を食べさせ、あたためて寝た翌朝――部屋には白くて長い髪に着物、猫耳と尻尾が生えている見知らぬ青年がいた。千草を「ご主人」と呼び、懸命に仕えようとする彼に「けだま」と名付け、一緒に暮らすようになるが……。電子限定おまけ付き!
考古学研究室の教授・鳩谷先生と、その助手を務める古鹿くん。いつも猫背で冴えない教授には秘密がある。その背中には小さな羽が生えているのだ。そして、鳩教授の秘密を知っているのは、たったひとり、こじかくんだけで……!?ある時、彼らの住む町にちょっとフシギな出来事が起こり始める。でも、その原因が実は……。
美貌の母親の失踪と養父の死――。“棘の家”と呼ばれる屋敷に住む、美しい姿をした絢には謎が多い。そんな絢に近づく、母親の恋人のひとりらしい男・黒田。ふたりは謎めいた駆け引きを繰り返しながら母親・芙蓉子の行方を辿っていくが、いつしか絢は黒田に触れたい、触れられたい、という欲望が芽生えてしまい……。
フツーの大学生・恒の同居人である直幸は、優しくて弱虫な吸血鬼。棺桶は狭くて怖いと怯える、臆病な吸血鬼は恒を怖がらせないように「お食事」を我慢するけれど──!?直幸の兄・幸人と、狼男・静一郎の番外編描きおろし!!表題シリーズの他、デビュー作を含む読みきり4本も収録。
小石川あお先生の作品には毎回泣かされる。 号泣するような内容ではないんだけど、いつもジワジワ涙が出てくる。 主従関係でありながら両片思いだった坊ちゃんと乙鳥。自分を犠牲にしながらワザと鱗や角を渡しまくって体調不良になって乙鳥がツバメとして冬に南に渡らないように工作。 乙鳥は南に渡る前になんとか坊ちゃんの鱗を取り返そうと代わりに自分の羽を犠牲に。 友人ではなく主従関係だったことで余計に気持ちを伝えることはタブーとなったのも原因? 長年2人の気持ちが拗れてお見合いやら破棄やらのおかげで顔を潰された男爵の報復で坊ちゃんは戦争へ。 ここまで来ないと2人とも自分の気持ちに向き合って認められなかったのかと悲しくなった。 でも最後はハピエン。良かった。 小石川あお先生の作品はつい作者買いしちゃう。
人間になった王様、美しいー😻 白蓮、イヤなヤツかと思ったけど弟のこと大好きなのは本物だった。 白蓮どころか(義)父も実は紅藍を大切にしていた。 捨てられたわけではなくて良かったな。 紅藍は優しくて可愛いし王様は紅藍の気持ちを優先してくれるスパダリでお似合い
ものすごく素敵! 素朴なイラストが話に合っていて、しかも最後まで直接的なアレコレがほぼ無いから本当に童話みたいに可愛くてキレイ。 太郎はウルのことそう言う意味で好きになってたから「このまま幸せに暮らしました」かと思いきや 切なくても一度は太郎を社会に出して大人に成長させたウルの大きな愛情が素晴らしかった。
小石川あお先生の作品には毎回泣かされる。 号泣するような内容ではないんだけど、いつもジワジワ涙が出てくる。 主従関係でありながら両片思いだった坊ちゃんと乙鳥。自分を犠牲にしながらワザと鱗や角を渡しまくって体調不良になって乙鳥がツバメとして冬に南に渡らないように工作。 乙鳥は南に渡る前になんとか坊ちゃんの鱗を取り返そうと代わりに自分の羽を犠牲に。 友人ではなく主従関係だったことで余計に気持ちを伝えることはタブーとなったのも原因? 長年2人の気持ちが拗れてお見合いやら破棄やらのおかげで顔を潰された男爵の報復で坊ちゃんは戦争へ。 ここまで来ないと2人とも自分の気持ちに向き合って認められなかったのかと悲しくなった。 でも最後はハピエン。良かった。 小石川あお先生の作品はつい作者買いしちゃう。