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瑞獣の末裔である坊ちゃんのお世話をするため、執事として戻ってきた乙鳥(つばくら)。お別れをした5年前とくらべ、落ちぶれてしまった様子のこの家にいったい何が起こったのか……。しかし、そんな状況でも坊ちゃんは困った人がいると放っておけずすぐに自分の身を削って与えてしまう。乙鳥は、坊ちゃんが傷つくことが許せず、それらを取り戻そうと心に誓うが……。大ボリュームでお届けする、主従の切ない和風ファンタジー!
瑞獣の末裔である坊ちゃんのお世話をするため、執事として戻ってきた乙鳥(つばくら)。お別れをした5年前とくらべ、落ちぶれてしまった様子のこの家にいったい何が起こったのか……。しかし、そんな状況でも坊ちゃんは困った人がいると放っておけずすぐに自分の身を削って与えてしまう。乙鳥は、坊ちゃんが傷つくことが許せず、それらを取り戻そうと心に誓うが……。大ボリュームでお届けする、主従の切ない和風ファンタジー!
小石川あお先生の作品には毎回泣かされる。 号泣するような内容ではないんだけど、いつもジワジワ涙が出てくる。 主従関係でありながら両片思いだった坊ちゃんと乙鳥。自分を犠牲にしながらワザと鱗や角を渡しまくって体調不良になって乙鳥がツバメとして冬に南に渡らないように工作。 乙鳥は南に渡る前になんとか坊ちゃんの鱗を取り返そうと代わりに自分の羽を犠牲に。 友人ではなく主従関係だったことで余計に気持ちを伝えることはタブーとなったのも原因? 長年2人の気持ちが拗れてお見合いやら破棄やらのおかげで顔を潰された男爵の報復で坊ちゃんは戦争へ。 ここまで来ないと2人とも自分の気持ちに向き合って認められなかったのかと悲しくなった。 でも最後はハピエン。良かった。 小石川あお先生の作品はつい作者買いしちゃう。