カップラーメン×リケジョ百合
すぐ最高、すごく最高な百合です。 こんなん好きに決まってる、こんなん待ってましたのやつです。 誰もが振り向く美女でありながら、カップラーメンと研究が好きすぎてフラれてばっかりのむぎ先輩。 何かと手のかかるむぎ先輩の世話を焼く、クールな後輩の湯浅ちゃん。 そんな2人が研究の合間にカップラーメンを食べるお話。 大盛りのラーメンをわんぱくに食べたり、ペヤングを分け分けして食べたり、何気ない日常が最高に可愛くてキュンキュンすること間違いなしです。 しっかり者だけど独占欲が強くて「この時間がずっと続けばいい」と願う湯浅ちゃんも、能天気なようで「迷惑ばっかりかけて…」と不安になるむぎ先輩も愛おしくてたまらないです。 恋と名前をつけるには淡すぎるけど強すぎる、こういうのがいちばん好きなんですよね……みなさんもそうでしょう? 理系女子もカップラーメンも百合も大好きなので最高の作品です。 どれかひとつでも好きだったら読んでみてください。最高なので。
最近は制約と誓約によって控えているのですが、基本的にラーメンが大大大好きです。シンプルでありながら奥が深すぎるほど深い、芸術的とも言えるフードであるラーメン。
その原点とも言えるのは小学生時代。カップラーメンやカップ焼きそばを食べてはその蓋を綺麗に洗い、ジャポニカの自由帳に貼り付けて、点数や寸評を書き加えた独自の「カップラーメンノート」を作っていました。
So as I pray, UNLIMITED CUP RAHMEN WORKS
(その体は、きっとカップラーメンで出来ていた)
と詠唱されてもきっと間違いではありません。近年も意識して食べる量は減らしていますが、食べる際にはちょい足しなども凝らして可能な限り美味しく頂いています。
そして言うまでもなく百合も大好物なのですが、そんな私にとっては最高でしかないマンガがこちらです。
えびを主な研究対象とする薬師寺つむぎ(通称むぎ先輩)と、その後輩である湯浅汐。
理系大学生にありがちな研究に追われる忙しない日々を過ごす彼女たちですが、つむぎが愛してやまないのがその合間のカップラーメン。
1巻の目次を引用すると
1杯目 恋と研究とカップヌードル
2杯目 傷心の夜にはマルちゃん 赤いきつねと緑のたぬき
3杯目 深夜のご褒美 でかまるバリシャキ!もやし味噌ラーメン
4杯目 一緒に食べようペヤングソースやきそば
5杯目 ちぐはぐなふたりと蒙古タンメン中本 辛旨味噌
6杯目 ヘルシー志向!わかめラーメン ごま・しょうゆ
7杯目 お部屋でチキンラーメンどんぶり
プロローグ 出逢いとカップヌードルシーフードヌードル
となっており、1巻では誰もが知るメジャーなカップラーメンがメインで扱われます。
つむぎが美味しそうにカップラーメンを頬張るときのリアクションが100点満点で1万点くらいあり、読んだらカップラーメンを食べたくなること請け合いです。そんなかわいらしいつむぎを見て汐が想いを募らせてしまう姿がまた良いという一粒で二度美味しい作品です。理系女子ならではの出逢いのきっかけを描いたプロローグがまた大変素晴らしいお点前です。専門的すぎて合コンでも男子にフラれてしまうつむぎを受け止められるのは、汐しかいないんだという必然性に納得感しかないですね。
私自身は文系ですが雑誌のNewtonを読むのも好きだったので共感できるポイントが多く、登場する専門的なタームがガチなのも好きです。
また、つむぎと汐以外にも4年の油小路さんと庄野さんというこちらはこちらで凸凹コンビなふたりも。こちらはこちらでまた美味しい関係性が育まれており、百合としての満腹感もしっかりもたらされる作品です。
好きなカップラーメンをあらかじめ買っておいてから読むと良いかもしれません。