小梨vs子ありの会社内の摩擦と、夫の「妊活」への拒否感
「妊活」をメインテーマに、会社での子持ち・子無しさまざまな社員らとの摩擦、劣悪な家庭環境にあった夫と”平凡”な幸せな家庭に育った妻とのすれ違いが描かれます。 【登場人物】 ・主人公…平凡な幸せな家庭に育った子無し女性 ・彼氏…無邪気で優しい性格。現在も奔放な母親に「あんたなんて産まなきゃ良かったと今でも思ってるけど、孫が出来たらかわるかも」と暴言を吐かれ、精神的に中出しができなくなる。 ・子育て中 リモート勤務女性社員 ・独身 ベテラン女性社員 ・妊娠中 女性社員 ・若手 男性社員 それぞれの立場から言う愚痴は、Twitterの一番汚っったねえ部分を掬ってきたかのような切れ味で不快感たっぷり!読むほどにイライラしてきます。もちろん救いとなるような言葉もあるのでお楽しみに。 ただ主人公が幸せな家庭育ちで想像力すらなく、なーーーんにも彼氏のことを理解しようとしたり寄り添おうとしてないところが一番ムカつく。別に幸せな家庭に育ったことは悪でもなんでもないけど、想像力がないとこは悪だと思う。実際それで彼氏傷つけてるし。 このカップルのすれ違いと亀裂がどこまで広がるのか目が離せません。
主人公である妻はセックスという行為が好きではなく、子どもが欲しいという強い願望もない。その価値観が夫も同じだと思っていた。
しかし夫は、毒親に育てられた影響で愛されたい願望がかなり強く、万が一子どもができて妻の愛が子どもばかりに注がれることが嫌なので「子作りのため」ではない愛されを実感するための行為としてはしたい、というのが本音だったというすれ違いが起きます。
妻も妻で、産休中の同期に子持ちマウント&子どもの催促(なぜ笑)をされ、義母にもステータスとして孫がほしいと言われ(まあこいつは完全な異常者だから置いといて)るなど、そういう人間が周りにいる状態はさぞしんどいだろうと思う。だけどそれが嫌だからと「やんや言われなくするために、さっさと子どもを産んでしまおう」という浅はかな考えで妊活を始めてしまいます。
ちょっとさすがにそれは……自分勝手、自己中心的過ぎる。生まれてくる子どもが可哀想だと思いませんか。
最新話まで読んだ感じ、まだまだ続きそうな予感です。
後輩の山田くんとの関係は、夫の常軌を逸ししつつある束縛は、毒親狂人義母は、どうなるのかまだわかりません。
少なくとも現時点で主人公が妊活する動機がどうしても納得いかないので、間違っても妊娠しないでほしいと思っています。