名無し11ヶ月前編集アレテー・スピノザの考え方、すごく分かる。 生活保護や受刑者を国で養うけど、かかる費用をその人から回収できないのであれば、他の人の負担で費用をかけるだけの価値があるのだろうかって極論を、福祉系で働く友人とつい先日討論してたばかり。 受刑者の再犯率の高さや、生活保護の家庭で育った子供が自分も生活保護受給者になるループケースも多いと聞いて、どうやったら抜け出せるのか、社会が税金というお金をかけて「ただ生存させること」に意味があるのかねって話だったけど。 これって同じテーマな気がする。 国や社会がシステムとして機能するためには費用対効果の観点は外せないし、少子高齢の現代社会でそのコストを負担してるのは働き盛りの中年層。 引いては今後負担していくのは若年層。 でもコストかけて産めよ増やせよで子供がただ増えても、経済活動して国の収入が増えなきゃ負担構造は変わらないし悪化するだけ。 アレテーはトリミングで負担構造を変えてくれようとしてる。 実際に自分が子なしで減税や給付を受けることなく働く中年層だからか、被害者意識的に搾取されてると感じていて…楽になるために飛びつきたくなる安易な極論はアレテー・スピノザと同じだった。 もちろん、子がいない時点で今後の社会的貢献度とか社会的価値は下がるので自分もトリミング対象に入っていくんだけれど。 まぁそれはそれでしょうがないかな。解決策は浮かばない。 これはいわゆる社会の弱者側になってないから思うこと。切り捨てるのは簡単だ。 介護や高齢問題の作品のようで、社会はどう全員を幸福にするのか、人はどうやってお互い幸福になるのかを考えさせられる作品だと思う。 作者の意図はどこにあるのか、どういう展開になっていくのかとても楽しみ。2わかるfavoriteわかるreply返信report通報
名無し11ヶ月前作者の取材の熱量やべえな https://twitter.com/suey_japan/status/1748291559626551712#介護ロボットが人類を削減している「世界」を介護するロボ――倫理と論理のSF3わかる
名無し11ヶ月前この作品定年退食とかTEMPESTと同じで生活感と現実味のあるリアルなディストピアで好き https://manba.co.jp/manba_magazines/8572#介護ロボットが人類を削減している「世界」を介護するロボ――倫理と論理のSF2わかる
名無し11ヶ月前タイトルそのまんまのSF。 冒頭のジョージア・ガイドストーンの内容が「経済学者が考えました」みたいな、合理性はあるけど人間性のない内容でリアリティがあって良い。 イーロンとかいう大富豪や、日本のお茶の間で人気の経済学者とかがこの考えに共鳴しているのがまたそれらしい。 デフォルメがかわいい作画のおかげで読みやすくなっているけれど、内容的にはダーウィン事変ぐらいゴリゴリに生命や倫理を攻めていて非常にハードで面白い。 https://comicborder.com/episode/14079602755245782910 「#介護ロボットが人類を削減している」。 客観的にはそうだし何も間違いではないが、この書き方だとロボットが悪者かのような印象を受ける。 実際のところ、本当に悪いのは他人の命を測る価値基準を勝手に決め、人々の合意を得ずにロボットを使って殺し始めたヤツだ。こういう理論を唱えるだけでなく実行に移すヤツは、傲慢にも自分は削除される側にはならないと思っている。 ……というか。 もし黒幕が、理想の世界のために命を捧げる覚悟のキマッてる人物だったら一番怖い。 人のことはこの基準で殺すくせに自分には適応しない卑怯者であればその矛盾を突ける。でももし黒幕が、自分の理想を実現した結果自分が削除されるのも厭わない非人間的な論理オバケだったら…。 人間をトリミングすることで地球の健康状態を良好に保つ。介護ロボ・アレテーたちが本当に介護しているのは老いた人間ではなく世界なのだろう。 イーロンがどんなことをしてくれるのか楽しみだ。 (加筆:2024/01/20)#介護ロボットが人類を削減している「世界」を介護するロボ――倫理と論理のSF13わかる
名無し11ヶ月前昔、山本英夫がホームレスしてからホムンクルス描きあげたっての思い出した…さらに病院もとか。。つえええ命削ってんな#介護ロボットが人類を削減している「世界」を介護するロボ――倫理と論理のSF5わかる
あらすじ持ち前のパワフルさで薄給かつ激務の介護業界を奮闘する介護士「神田はんな」。 彼女は2年前に導入された介護ロボット「アレテー」が気に入らない。 労働時間の制限なし、専門的な介護作業は◎、しまいにはセンサーで人間の感情まで理解する。 そんな万能さが勘に障るのだ。しかしある日、彼女は「アレテー」の秘密を知ってしまいーーー。続きを読む
アレテー・スピノザの考え方、すごく分かる。
生活保護や受刑者を国で養うけど、かかる費用をその人から回収できないのであれば、他の人の負担で費用をかけるだけの価値があるのだろうかって極論を、福祉系で働く友人とつい先日討論してたばかり。
受刑者の再犯率の高さや、生活保護の家庭で育った子供が自分も生活保護受給者になるループケースも多いと聞いて、どうやったら抜け出せるのか、社会が税金というお金をかけて「ただ生存させること」に意味があるのかねって話だったけど。
これって同じテーマな気がする。
国や社会がシステムとして機能するためには費用対効果の観点は外せないし、少子高齢の現代社会でそのコストを負担してるのは働き盛りの中年層。
引いては今後負担していくのは若年層。
でもコストかけて産めよ増やせよで子供がただ増えても、経済活動して国の収入が増えなきゃ負担構造は変わらないし悪化するだけ。
アレテーはトリミングで負担構造を変えてくれようとしてる。
実際に自分が子なしで減税や給付を受けることなく働く中年層だからか、被害者意識的に搾取されてると感じていて…楽になるために飛びつきたくなる安易な極論はアレテー・スピノザと同じだった。
もちろん、子がいない時点で今後の社会的貢献度とか社会的価値は下がるので自分もトリミング対象に入っていくんだけれど。
まぁそれはそれでしょうがないかな。解決策は浮かばない。
これはいわゆる社会の弱者側になってないから思うこと。切り捨てるのは簡単だ。
介護や高齢問題の作品のようで、社会はどう全員を幸福にするのか、人はどうやってお互い幸福になるのかを考えさせられる作品だと思う。
作者の意図はどこにあるのか、どういう展開になっていくのかとても楽しみ。