幽霊に限らず
幽霊をテーマに描かれてはいるけれど、寓話的なものなのかもしれない。 人も幽霊もありとあらゆるものは話したり理解しようと歩み寄ったり知ろうとしなければ何もわからない。何もわからないものは、怖い。 怖いのは知らないからだと思えば、大体のことは解決するのかもしれない。 とは言え幽霊は怖いけど、近づいてみれば怖くなくなることって多いのかも。飛び込む勇気を教えてくれる作品。
幽霊というだけでむやみに怖がらないで、ちゃんと話を聞け
いや〜…無茶でしょう…と終始思いながら読んでいたけど、なぜ彼らはそこにいるのかを知ることで怖さが和らぐのはたしかにそうかも。見える人特有の処世術じゃないけど、怖い怖い言ってるだけじゃ何も解決しないってのは一理あると思いました。新しい視点だった。
幼いころから幽霊が見えていた神戸は日頃から恐怖を感じ続けていた。しかし、同じく幽霊が見えている松山は楽しそうに過ごしている。彼女たちの幽霊に対する気持ちの違いの理由とは・・・。