なんとなく読み始めたが興味深い内容だった
陰謀論の内容ははともかく家族が崩壊していく様はなかなか悲惨だった。これ陰謀論だけで発生するわけでもなく家族の誰かが自分自身が真実を知った、自分たちが伝えないといけない、仲間内でどんどん煮詰まっていくとかの要素が揃えばどこでも起きてもおかしくないんだよな
noteで話題となった記事「母親を陰謀論で失った」に大幅な脚色を加え、コミック化。親子愛の限界を問う、胸えぐる衝撃作。【あらすじ】「2020年春。新型コロナウイルスのまん延により、私たちの生活は大きく変わった。それは生活だけでなく、強固だった人間関係にも影響を及ぼした」東京で妻と暮らす息子・ナオキ、地方で父と暮らす母親・ケイコ。どこにでもある仲の良い親子だったふたり。コロナ禍の度重なる社会不安により会えない日々が続くが、お互いを想い合って過ごしていた。しかし、ある時期から母親が怪しい動画を送りつけてくるようになり―――。陰謀論を信じる母親に揺り動かされる息子とその家族たち。「母親が信じる陰謀論の正体とはなんなのか?」「陰謀論を信じている人はどんな人なのか?」そして「なぜ母親は陰謀論を信じてしまったのか?」その真相に迫る過程を息子視点で描いた濃密なセミフィクション。【「シリーズ 立ち行かないわたしたち」について】「シリーズ 立ち行かないわたしたち」は、KADOKAWAコミックエッセイ編集部による、コミックエッセイとセミフィクションのシリーズです。本シリーズでは、思いもよらない出来事を経験したり、困難に直面したりと、ままならない日々を生きる人物の姿を、他人事ではなく「わたしたちの物語」として想像できるような作品を刊行します。見知らぬ誰かの日常であると同時に、いつか自分にも起こるかもしれない日常の物語を、ぜひお楽しみください。
note記事のコミカライズ。
文字多めで、1ページに4コマ的な8コマの漫画です。
家族が、異なる世界(思想)へ行ってしまったら。
普通に会話していたのに、ある話題になると言葉が突然通じなくなる。
怖さで冷え冷えします。
一緒に生活しなければならない環境だと、なおさら大変そうです。
あちらの世界へ行ってしまった人は、みんな普通の人(なのに家族と疎遠になっていることを受け入れ、新たな知人を大切にしている)とあったので、対岸の火事ではないのだろうと思います。
私も動画を見ている親に、陰謀論に気をつけろという話をしたことはありますが、絶対に大丈夫かはわかりません。
漫画を読んでいると、いつあちらの世界に惹かれて行ってしまうかわからないようですから。
原作者さんのおかあさんも、いつか戻ってきてくれるといいなと思いました。