主人公の性格がクールで面白い
典型的な熱血ヒーローではないですが、強い魔物から街を護る為に自分の身を厭わずに戦ったり、自分の能力を確かめるように探っていたりとある意味普通の人間っぽいところもあって良いです。仲間にした魔物も生き生きとして見ていて楽しいです。あと、この作品はとにかくスライムが可愛い!主人公に懐いてて、素直なところ、無邪気なところがとても可愛くて大好きになりました。主人公のキャラが好感持てて、無理に英雄になってない、淡々と偉業を成し遂げる良い能力の使い方、描かれ方だなと思います。異世界に疲れた方にも読みやすいと思います!
二徹三徹当たり前、ブラック企業勤めの社畜・佐野くんが異世界へ。
あまりにもファンタジーな世界観にひきつつも、自分の夢の中の世界だろうし、目覚ましが鳴れば目が覚めて起きるだろうし、と慌てず焦らず、佐野くんは夢から覚めるまで、ファンタジー異世界で過ごすことに。
よくある俺TUEEEE!!!異世界モノなのですが、他の特徴としては、主人公の目が死んでいますす。
常に目が座り、瞳は光を宿さず。
社畜生活の名残か、感情起伏も自己評価も低いようで、大げさに反応する異世界人との対比だけでギャグになっています。
表紙イラストだと、主人公は生き生きしているように見えるのはカラーのパワーでしょうか。
そして、タイトルにある賢者賢者と言っているのは佐野くんだけで、この世界に賢者という職業はないようです。
第一話から何度も書かれているこのなのに、賢者にこだわりたいようです。
社畜生活で擦り切れた佐野くんの心が、異世界で癒やされるといいなと思いました。