名無し

作者自身が「統合失調症」である『水色ともちゃん』は脳が疲れやすい患者の方でも読みやすいように工夫されています。
そして、何より面白い!
もちろん、当事者以外の方が読んでも楽しめ、学びになると思います。
<試し読み>

それは、突然やってきた──。 14歳で統合失調症を発症した著者の 涙の粒からうまれた“水色ともちゃん”が、 100人に1人のトウシツ世界を漫画で紹介。 専門医の解説コラムも収録。


<ブログ版(パイロット) 試し読み>

【題名の続き】

患者は日本では約100万人。 (未だ発症原因不解明)
では、大事件などでネットやニュースで話題になる人たちは世間に溢れているのか?

答えは「NO」。

その、ほとんどが「陰性症状」で自宅療養中の”一見”ニート・引きこもり。

Q:毎日、一日中、ネットやゲーム、漫画を楽しんでる?

A:できません。

脳が酷く疲れやすい上、ドーパミン(やる気成分)が出にくいので、寝転がってボーッと過ごす毎日。(「陰性症状」の“あくまで”私の場合(※1)↓)
「娯楽」でも体調の良い時しか楽しめません。

Q:統合失調症は「精神病」。カウンセリングや心のケアで治るんじゃないの?

A:「脳の」神経障害なので薬で治療します。
再発(「陽性症状」)しやすいので(主にストレスが原因)、薬は”一生”飲み続けなければいけません。
また、一度壊れた脳は回復はしても完治はしません。
社会復帰できるまでに回復した状態を「完治」ではなく『寛解 かんかい』(安定した状態)と呼びます。(※将来、“再発”もありえます。)

・統合失調症の症状は"100人十色"(※1)です。が、主に「陽性症状」と「陰性症状」に分けられます。

「統合失調症」の一般的なイメージは『陽性症状』。
(妄想・幻聴・盗聴、ストーカー被害、極度な興奮、他)

特に「暴れる、通り魔的殺人」等は、
これは”ごく一部”の酷い「陽性症状」の影響で、極度に興奮、妄想、錯乱し、自分をコントロールできなくなってしまった人たちです。

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