気品があるとは、こういうことさ
改めて最近の巻(31~34)読み直してみると面白いのもそうだが本当に正統派の漫画だと思った。絵、コマ割、セリフ回し、脚本、どれもオーソドックスだけど丁寧で且つ上手く、何の衒いも無しにクスッと笑えるし、時代を反映した風刺にしても怯えたりせず軽い気持ちでうなずけるし、パロディも知ってる読者が知らない他人をバカするような、そういう変にスノッブなつくりにもなっていないし、何処か温かみが常に感じられるし技巧への驚きも幾度か味わう事になる。今でもエッチなシーンが描かれる事があるが、ますます丁寧に真摯に(或いはよりフェティッシュに)描かれてて健康的な趣さえある。 確かに昔のエッジの利いた時期も面白いとは思うが、今の円熟もそれはそれで楽しい。こういう丁寧に真摯に描かれた面白い作品が全盛期や人気絶頂の漫画と比べて少し鳴りを潜めてるような気はしながらも今の漫画を下で支え続けてると言うのは、それを知るのはそれはそれで幸福であります。
ケロロ軍曹は子供の頃大好きで、
漫画とアニメもしっかり追いかけていました。
アニメは漫画よりも平和でケロロろ達の可愛さがより強調されており、
どちらかというと子供向けという感じですが、
漫画はセクシーなシーンが多く、女性キャラクターの可愛さが強調されている上に、
ケロロ達がアニメよりもあくどい印象で (勿論可愛いのですが)、
青年向けというイメージです。
それぞれ違った印象で楽しめるので、私はどちらも好きです。
ガンダムを始めとする、我々の親世代にグッと来るネタがちょいちょい挟み込まれていたり、
ケロロと達がカエル型の宇宙人という設定や、登場人物たちの個性豊かなキャラがストーリーの随所に生かされており、
ギャグ漫画・家族ドラマ・ラブコメ・ファンタジーなど色んな方向性から楽しめる作品だと思います。
ケロロ軍曹を知ってはいるけど見たことがないという人が意外と多いようなのですが、
私は今でもコスプレをするくらいストーリーもキャラクターも好きな作品ですので、
ぜひ皆さんにもおすすめしたいです!