女も男も生きづらい
女だからこう、男だからこう。 多様性とか言われている時代だから、今の子どもたちが大きくなる頃には変わっているんでしょうか。 昔はそういうものとされていた考え方が、それはないよねとなっていったように。 本作のすてきなところは、主人公に変わるきっかけを与えてくれ、沼地から救い出してくれた中村くんを、主人公が自分の問題点も気づかされながらも、中村くんを助けていくところです。 恩は売られたままにしない。男気があります。あ、男と言ってしまった。 さらに、中村くんを助ける途中で別の人の生きづらさを緩和させているあたり、さながら魔王を倒しに行く勇者のようです。さすが主人公。 ちなみに、一人だと変な目で見られている気がするやりたいことも、男女ペアでいればデートに見えて悪目立ちしないというライフハックはなるほどなと思いました。
恋愛のめんどくさい部分は考えなくてよくていいとこどりな関係がうらやましい(笑)
多少不満があっても結婚生活を卒業するわけにはいかないこちらとしては、理想はそうだけど・・・と思いながら読みました。
確かに、男性は、女性は、結婚は、子供は、、などいろいろ言われるよな~。
いろいろ考えさせられて、本当に読み応えがある作品でした