響イズムを受け継ぐ将棋漫画『龍と苺』最新話感想
※ネタバレを含むクチコミです。
▼第1話/右手のコイビト▼第2話/憧れの人▼第3話/孤独な狂犬▼第4話/机のキョリ▼第5話/秘密の仲間▼第6話/大切なもの▼第7話/2人の懸垂▼第8話/哀しい男▼第9話/静かな1日▼第10話/王子の口づけ●主な登場人物/沢村正治(「狂犬サワムラ」と呼ばれる、桜田門高校の2年生。根はいいヤツだが、ケンカが強すぎて周囲に恐れられ、女の子にも全然もてない)、春日野美鳥(突然セイジの右手の袖口から現れた女の子。ずっとセイジに片思いをしていたため、いつもセイジと一緒にいられるようになって、本人は大喜びだけど…?)●あらすじ/沢村正治、高校2年生。彼女イナイ歴17年と2か月。連続失恋記録20回という淋しい男だ。だが彼は決してヘナチョコ野郎ではない。ケンカが強すぎて周りがビビってしまい、女の子たちからも避けられてしまうのだ。「誰でもいいから彼女になってくれー!!」とヤケになるセイジ。その願いが天に通じたのか、彼の目の前に、突然かわいい女の子が現れた。しかもそのコは、3年前からセイジのことが大好きで、ずっと片思いをしていたという。ようやくセイジにも春が、と言いたいところなんだけど…!?(第1話)●本巻の特徴/ずーっと彼女がいなかったセイジの前に、ようやく現れた恋人。だがそれはなんと、セイジの右手に現れたのだった!! 右手が突然小さなかわいい女の子になってしまい、セイジの周囲は大騒動に。キュート&ハートフルな、一身(?)同体ラブコメディー第1集。●その他の登場人物/綾瀬貴子(セイジのクラスメイト。セイジに好意を持っている)、沢村凛(セイジの姉。21歳。高校時代に暴走族・苦離無斗〔クリムト〕を作り、三度のメシよりセイジをいじめるのが好きという恐ろしい女)、宮原(セイジの一の子分)、真行寺コータ(美鳥のクラスメイト。美鳥のことが好きで、なんとかして目覚めさせたいと思っている)
当時の記憶を呼び覚ましながらこれを書いてますが…正直、この漫画において自分が一番印象に残ってるシーンって、主役のふたりではなく綾瀬さんが失恋するところなんですよね。なんとなく、当時学生だった自分にとって「失恋がどれだけ辛いものか」というのを教えてくれた漫画のような気がします。