少し変わった転校生・奥寺翔を殺したのは誰か?
※ネタバレを含むクチコミです。
転生したのは「メガヒット探偵コミック」の世界!? お嬢様探偵エルリアを護るため 原作知識を使い【殺人事件を起こさせない】!! 『名探偵エルリア』――10年以上連載がつづいた大人気コミック作品。作中の半年で殺害されたキャラは100人超!2日に1人が死んだ計算になる。「実は探偵が黒幕」などという面白言説が読者のあいだで飛び交う始末。そんな読者のおふざけに作者は追い詰められ、前触れもなくエルリアのキャラが崩壊。心を病んだエルリアが「私がいるから事件が起きる!」と主張し自ら命を断つ驚愕の超展開を迎え、連載は終了。主人公が転生したのはそんな伝説的コミックの世界…。原作知識があれば、エルリアを「僕だけが救える……」かも知れない。殺人事件が起きなければ、バッドエンドは回避できる。エルリアお嬢様に精神崩壊など決してさせない。本当の意味で『彼女を護る』! 「1人も殺させない――一件の殺人事件も、起こさせない!」 かくして、執事【南寺ユウ】の『ミステリ要素を全否定する』人生が始まる! 異世界転生アンチミステリ第1巻!!
ブラック企業に勤める南寺ユウはある日、会社で起きた殺人事件の容疑者となってしまいます。
そこに現れたのは自らを「名探偵」と名乗る少女・エルリア。
彼女の活躍により真犯人を見つけ出すことができたユウは、エルリアに誘われる形で彼女の家の執事として働くことになります。
…というのが一話前半の大まかなあらすじなんですが、実はこの内容は作品紹介ページにある「公式のあらすじ」の内容とは全く異なります。
その理由は一話の最後十数ページを読めば分かるのですが、そこまで読むと物語の見え方がガラッと変わってしまいます。
そのため、可能であれば公式のあらすじを読む前に1話の試し読みを読むことをお勧めします!
もちろん作品全体としても一話の出オチというわけではなく、二話以降でユウは最善の未来を引き寄せるために、探偵であるはずのエルリアが"殺人事件に遭遇しないように"奮闘することになります。
果たしてそれはどういう意味なのか、それはぜひ作品を読んで確かめてみてください!