名無し

第57回JUMP新世界漫画賞準入選作品
タイムリープできるようになったと電話で告げる青年は、彼女の命を救おうと試みるが…。

いまの新世代には藤本タツキ先生が眩しすぎて、一旦模写したりするところから始めるのはすごくいいことだと思う。
コマ割りとか構図とか構成がめちゃくちゃいいから。
そのうえで、おそらくこの読切の作者さんはこのさき自分の絵柄を持っていくんだろうなという印象。
発展途上の漫画家の絵に文句を言う方々はちょっとないなと思ってしまう。
それを言うのは編集だけでいいわけで。

とにかく、話がとってもよかったです!!!
タイムリープを冒頭ですぐ明かしてそこを前提にグイグイとラストまで話を引っ張る力があって、ハラハラしながら楽しく読めました。
なにより、回想シーンもあるとはいえ、最後まで会話劇で持たせられるのはすごいことです。
そして命を救うためのタイムリープの命題とも言うべき、変えられる未来と変えられない未来、そこにルールらしきものを見出して、さらにその先の解決案も提示しているのが予想できなかった。

阿久津ナオキさん、覚えておこう。

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ぼーいみーつがーるみーつぼーい
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