要々舎のA DAY IN THE LIFE で高妍さんを知り、この上下巻は予約注文しました。
期待を上回る作品で、とても上質なひとコマひとコマにうっとりしました。
心を動かす素敵な音楽や文化、人に出逢って、それらに触れているときの感情の機微がとても繊細に描かれていて、あぁ…好き!ってなりました。
作中の本棚に出てくる、自分も好きな作家さんの作品やアルバムを見つけては嬉しくなり、プレイリスト作ってみたりして音楽を味わいつつ読みました。
台詞のないコマからも、人物の表情やしぐさが豊かなので想像がふくらんで、その隙間に思いを馳せることができるし、今後も読み続けていきたいです。
すき。
NO SMOKING観直してみます。
1話目はサウジアラビアのリヤドに暮らす少女サルマが主人公で、10歳の現在すでに親族以外の異性とふたりきりで行動することはできない。人によっては生まれたときから結婚相手が決まっていることも。ここでは女性は結婚するために生きている、しないという未来はほぼ無い。これは本当に現代の話なのかと疑問に思ってしまうほど世界のことを知らないなあと考えました。サルマがヴェールを脱いでも男の子とサッカーボールを好きなだけ蹴っても避難されない場所があるなら、そこに行くという選択肢を持たせてあげたいですね。
これは単行本化したら絶対買おうと思います!
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