分かち合う幸せ #読切応援
紀ノ目先生の読切!うれしい!かわいい!おもしろい! 主人公は血の味に飽きてしまった吸血鬼の宵太郎。 人間の食べ物に心惹かれ、食べてみるものの吸血鬼の口と体には合わず……。 しかし、ある出会いをきっかけに料理の才能が開花するのです! 美味しそうと思ったものが美味しい。わたしにとってもあなたにとっても美味しい。だからうれしい。 喜びを共有できることは人間にとってかけがえのない幸せなんだと気づかされました。 こんなに短くてポップでかわいいのに、生きることの悲しみと喜びがちゃんと詰まっているのが素晴らしいです。 さりげなくロジカも出てきてうれしい! 読切じゃなくて連載してほしい、せめて精力奪うの苦手な某サキュバスがモリモリご飯食べる特別回だけでも読ませて……!
吸血鬼の食事は人間の血。それは世界共通の常識ですが、この漫画の主人公は「吸血鬼だからって血以外も食べていいじゃない」と思い立ち、初めて料理に挑戦します。すると秘めていた料理の才能が開花し、自分と同じように悩むモンスターのために最終的にお店を開店するところまで!短いページで彼の運命が180度変わっていく様子がコミカルに描かれていて微笑ましい。こういう、当たり前って実は当たり前じゃないのでは…?と気づかせてくれるような話は好きです。