public
star_border
star_border
star_border
star_border
star_border
まずあらすじの「現役JKが描く」てのがびっくりですね。
言われなかったらぜったいに高校生が描いたとは思わないし、かといって正直言われてもピンとこないくらい完成度の高い読切だと思います。
主人公・細川がバイトするカラオケ屋に、顔を整形するためにパパ活真っ最中の幼馴染女子・あずさが来店して、気が気ではない細川くん…さてどうする!?という話。どうでもいいと言いながら結局はほっとけない細川くん。そんな性格を知っていて、あずさはここの店を使っていたのか、単に通報しないからというだけだったのか。
整形はしたければすればいいけど、動機がなんなのかはちょっと考えたほうがいい、と思うが、どんな理由であれ、女子高生がお金を稼ぐ手段にパパ活が手っ取り早いという事実そのものが問題。
オチの付け方が素晴らしい。くすっと笑えたし、ホッとした。
【第79回ちばてつや賞一般部門 準大賞受賞作品】現役JKが描く、迷迷迷走思春期。(モーニング・ツー2021年9月号)