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小学生のやよいが、ある日、帰り道で出会ったのは、目つきの悪いニワトリ“こっこさん”。以来、毎日がとっても楽しくてとってもこわい!? 一人と一羽のドタバタでのほほーんな日々!! 文化庁メディア芸術祭大賞受賞作家が贈るスローライフコミック!! 収録作品:こっこさん / こっこ草 / こっこ風 / こっこ装 / こっこ邸 / こっこ校 / こっこ宝 / こっこ流 / こっこ友 / こっこ島 / こっこ独 / こっこ虫 / こっこ塾 / こっこ走 / こっこ父 / こっこ笑 / こっこ時 / あとがき
女の子がニワトリを飼うんですが、鳥ですからあまり人間と意思疎通もできませんし、割と淡々と物語は進むんですが、たまにハッとするくらいが魅力的なシーンがあります。特に河原がよく出てくるんですが、そういう時にそこに流れている風とか匂いとか夕日の色なんかが、白黒のコマからはっきりと伝わってくるんです。こうの史代先生は実際に子供の頃にニワトリを飼っていて、よく土手を散歩されていたそうなので、その思い出がそのまま漫画になっているのかもしれません。自分の懐かしい記憶もなんだかよみがえってきました。