4.0
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きっとこれ、1巻が出たらもっと話題になる漫画じゃないかと思います。
ウイルス感染症から人類を守るために大きな防疫壁が建てられ、マスクの着用が義務化された世界。生まれたときからそうだった子どもたちは、友人がマスクを取った顔を知りません。
そんな環境のため、隠しているところ=見せたくないところ、という意味で「口を人に見せることはいやらしい」ことのような認識が広がっています。
ある日、主人公の奏はクラスメイト・夏木さんのマスク無しの顔をたまたま目撃します。たったそれだけのことなのに、見てはいけないものを見てしまったような背徳感を感じる不思議。とくに「何かを食べている姿」にとてつもないエロスがあるらしく、ある意味では窮屈な世界です。
そんななか少しづつ距離を縮めながら、マスクを外してピクニックをする仲になったふたりですが、さっそくマスクを外して会っているところを目撃されたり、さらに街では不穏な動きがあり…というところまでが4話です。