あらすじ

「僕が明日いなくなっても、世界は何事もなく続くんだろうな」――V-21ウイルスの濃厚接触者として隔離された秦と、秦が隔離先の病院で出会ったもう一人の感染者・椎名七海。二人が病室を隔てながらビデオ通話越しに交流を深める一方、秦がウイルスに感染した事実を知った夏木は――。【※この作品は話売り「ニューノーマル」の単行本版です】 【収録内容】 「ニューノーマル」第8話~第14話 「ニューノーマル」第8.5話 (単行本新規描き下ろし 8ページ)
ニューノーマル【単行本版】 1巻

「僕たちが生まれる少し前、ひとつの感染症が世界を変えた」――マスクで口元を隠すことが当たり前の日常となった近未来。世界流行<パンデミック>前の時代に思いを馳せる夏木とクラスメイトの秦は、ふとしたことから小さな秘密を共有する仲になり……。「新しい日常」の世界を生きる二人の「新しい非日常」の物語が、動き出す! 【※この作品は話売り「ニューノーマル」の単行本版です】 【収録内容】 「ニューノーマル」第1話~第7話 「ニューノーマル」第0.5話 (単行本新規描き下ろし 8ページ)

ニューノーマル【単行本版】 2巻

「僕が明日いなくなっても、世界は何事もなく続くんだろうな」――V-21ウイルスの濃厚接触者として隔離された秦と、秦が隔離先の病院で出会ったもう一人の感染者・椎名七海。二人が病室を隔てながらビデオ通話越しに交流を深める一方、秦がウイルスに感染した事実を知った夏木は――。【※この作品は話売り「ニューノーマル」の単行本版です】 【収録内容】 「ニューノーマル」第8話~第14話 「ニューノーマル」第8.5話 (単行本新規描き下ろし 8ページ)

ニューノーマル【単行本版】 3巻

「今の世界は、だいぶ窮屈だ。だから、こんな場所があってもいい」――隔離生活を終え、未だ受け入れられずにいた”現実”と向き合う秦。他方、似たもの同士である望月愛里の誘いに惹かれた夏木はそれと知らずに危険な集会へと足を踏み入れてしまう。追憶のサロン、反マスク団体、そして壁の向こうからの使者――。彼らの「日常」は、引き返せない「非日常」の領域へと突入する……!! 【※この作品は話売り「ニューノーマル」の単行本版です】【収録内容】「ニューノーマル」第15話~第21話「ニューノーマル」第19.5話 (単行本新規描き下ろし 8ページ)

ニューノーマル【単行本版】 4巻

「私たちは今、世界流行<パンデミック>の危機に再び直面している」 ――反マスク団体“TEETH”と、壁の向こう側の住人たち。隠されてきた“真実”は、やがて新たな脅威となって秦と夏木の前に立ちはだかる。分断された世界を、それでも生き延びようと足掻くそれぞれの歴史が交差する……!! 【※この作品は話売り「ニューノーマル」の単行本版です】 【収録内容】 「ニューノーマル」第22話~第28話 単行本描き下ろし 8ページ収録

ニューノーマル【単行本版】 5巻

「壁の向こうには、誰もいてはいけないんだよ」 ――少しずつだが確実に日常を蝕んでいく、使者たちの思惑。誘拐されたエリカを追う秦と夏木は、廃墟街の空から舞い降りたもう一人の“同級生”と出会う。それぞれが守るべきもののために決意を固める一方、“黒い亡霊たち”が全てを消し去るために蠢き始めるーー。【※この作品は話売り「ニューノーマル」の単行本版です】【収録内容】「ニューノーマル」第29話~第35話 単行本描き下ろし 8ページ収録

ニューノーマル【単行本版】 6巻

「大丈夫、キミはまだ死なない。天使がキミを助けてくれる」 鳴り止まない銃声、閃光。廃墟街で秦たちの命を脅かしたのは、亡霊たちーー“黒い防疫隊”だった。使者・カリンに託されたエリカの手を引く秦は、迫りくる世界流行再来の危機を背に、命を賭けて跳ぶーー! 【※この作品は話売り「ニューノーマル」の単行本版です】【収録内容】「ニューノーマル」第36話~第42話 単行本描き下ろし 8ページ収録

ニューノーマル【単行本版】 7巻

「一緒に探そう、納得できる答えを。」 ーー廃墟街から生還し、日常を取り戻したかのように見えた泰たち。しかし、使者の残した傷跡はあまりにも大きかった。エリカや夏木たちは、それぞれが失ったものを、戸惑いながらも受け入れようとする。以前と同じには戻れない 都市封鎖<ロックダウン>下の暮らしの中で、それでもただひとつ、輝きを失わない彼らと彼女たちの青春の物語――。【※この作品は話売り「ニューノーマル」の単行本版です】【収録内容】「ニューノーマル」第43話~第49話 単行本描き下ろし 8ページ収録

ニューノーマル【単行本版】

マスクが"常識"となった世界の少年少女の物語 #1巻応援

ニューノーマル【単行本版】 相原瑛人
sogor25
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この作品の舞台は"ある感染症"のパンデミックにより、人前でマスクをすることが常識であり文化となった世界。 そんな新しい価値観が広まった世界における思春期の少年少女を描く作品です 「マスクの着用が普通になる」という、現実に近い設定の作品のように視えるのですが、この作品が現実と大きく異なるのは、公共の場でマスクをすることが感染症対策という目的を越えた"常識"となっていること。 つまりマスクはほとんど衣服と同様の扱いになっていて、「マスクをしない時代」を知らない思春期の少年少女にとってはマスクの下の鼻や口を見られることは"恥ずかしいこと"なのです。 ただ、衣服と違ってマスクは食事のときなどには外す動作が必要なため、日常生活の中でマスクの下を見られる隙が生じるということ。 この作品では「マスクを外した状態の顔を見られる」という私達にとっては普通の出来事が、登場人物にとって極めて衝撃的でビビッドな瞬間として描かれています。 この作品は"マスクが常識となった世界"という設定で現代の情勢をSF的に組み込みつつ、その中で生きる思春期の少年少女を瑞々しく描いている、設定の新しさと思春期という普遍的なテーマの両方を兼ね備えた作品です。 1巻まで読了