『極楽案内人･魔海』
　「そうでない子」も努力次第では「かわいい子」よりかわいいケースもあるのにというのが正直な感想です。
　おしゃれは女子の楽しみの1つでありながら、なぜ小町はそれを避けるのだろうかと思います。また、努力すれば良いことのほうが圧倒的に多いです。
　だから美玲の「自分がかわいくなっていくとうきうきする」という素直な気持ちは心に響きました。

『理想の彼氏』
　和花は潤に想いを寄せています(和花曰く「イケメン鑑賞」)。しかし、ふられることを恐れているのではないだろうかとも思いました。
　そのようなある日、和花は潤と付き合うことになりました。はじめこそ良い感じでしたが、徐々に潤が悪くなっており、デートDVと思われる描写もありました(恋人がいてもやるべきことはやってください)。
　あの後、事実は恋愛ゲームと言うことを知った和花はひどくショックを受けたそうです。
　元の世界に戻った和花は改心し、勇気を出して想いを伝えようとするのでした。

『素敵な髪』
　萌は天然パーマに悩んでいます。そのせいで中学時代は好きな男子にふられ(彼は別の女子と恋人同士になった)、コンプレックスとしか言いようない自分の髪にもやもやしていました。
　翌日、なんと理想のサラサラヘアーになっていました。萌はさぞ嬉しいでしょう。
　また翌日、1日で髪が伸びたことに驚きました。しかし、ヘアスタイルが自由自在で喜ぶ一方です。
　しかし、ここで髪を染めずに楽しめば鬼頭に注意されずに済んだのにというのが正直な感想です。
　髪が意識を持つのはなんと恐ろしいことでしょう。こうして反省した萌は元の天然パーマに戻りました。しかし、これからは自分から動こうとし、未海に習おうとします。

『甘い誘惑』
　のどかは少々ふっくらしていますが、これはこれで良いと思います。体型を馬鹿にする理由がわかりません。
　現在はネットで「楽に痩せる」というものをよく聞きますが、なぜ魔海はあのようなもの(入浴だけで痩せる)が思い浮かんだのでしょうか？
　また、体が飴になっていることは考え難かったです。下手すると毎日の入浴で消えてしまうのではないかと思い、ぞくぞくしました。
　やはりダイエットには規則正しい生活が最適ですね。

『みんなの私』
　星華はクラスのアイドルです。しかし、野間も野間で良いところはあるのにというのが正直な感想です。
　周囲を惹き付けるカリスマ性も良いものは良いですが、愛も大切ですよね。
　しかし、なぜ男子たちは少し話しただけの水原に暴力をふるったり、野間は星華を水槽に入れて殺そうとしたのだろうかと思います。
　私にはそれが理解できません。何より、大人になったら星華のように様々な人と関わるケースが圧倒的に多いのにと思います。
　あの後星華は反省し、野間と水原に謝罪します。
　ひょっとしたら、星華は実は非常に良い子なのではないかとも思いました。