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古屋兎丸先生の新作読切。12月発売のジャンプSQに掲載される作品ということで、テーマはクリスマス。
切れやすい少年・蒼真のSNSに、SOMAKILLというユーザから「12月25日午前0時にお前を殺す」という大量の殺害予告が届く。親友の凌と彼女の綾香に相談した蒼真は、25日までに警察・弁護士に相談したり思いつく限りの相手に謝って回るが、犯人のわからぬままま24日は終わりを迎え…。
犯人は、4歳のクリスマスに母親に1週間放置されたことで生まれた別人格の自分だったというオチ。
改心した母親を含め、蒼真の周囲の人間がいい人ばかりだったのがハッピーエンドらしくて良かった。
にしてもSNSの殺害予告を受けたらキチンと警察や弁護士のところに行くとか、蒼真がキレで撒き散らしたゴミを「ちゃんと片付けようね」って吹き出しの外で凌が諭したりとか、リアリティラインがちゃんとしてて読んでいてストレスがなかったのが流石だなぁと思いました。
少年の瞳はいつだってこの世界に懐疑的だ。聖なる夜に蒼く歪む真実———センターカラー特別読切55P!(ジャンプSQ.2021年1月号)