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苛烈を極めるリオの犯罪組織との戦いの最前線に立つ特殊部隊BOPE(ボッピ)。
マフィアと渡り合うために躊躇なく発砲・射殺が繰り広げられるのは日本の警察事情を考えるとまさに別世界の迫力があります。そのBOPEを率いるのが殺戮マシーンとして恐れられる隊長シンドーです。
彼が戦いのなかで下してきた「死んでもしょうがないやつが死んでいく世界」という判断基準がカッコイイ。一見冷たく、無情な殺し合いを肯定するようにも思えることばですが、裏を返せば死ぬ理由のないやつは絶対に守るという覚悟でもあるのです。
アクションの魅力ももちろん、彼の信念の描き方が骨太で、連載になれば事件のディティールなども楽しめそう。もっとシンドーを巡るドラマが見たいと思いました。
リオデジャネイロで死の部隊(デッドスクワッド)と恐れられし男達。麻薬、テロ、暴動…日本の常識では計れないあまりに危険な日常———(週刊ヤングジャンプ2020年43号)