たか1年以上前編集先週新刊ページを眺めてて見つけ1巻が無料だったので読んでみたら、1ページ目で「そう!!!!! こういう雑なローカライズをしてない、原作そのままのウェブトゥーンが読みたかったんだよ…!」と興奮したのがこれ。 まずもう1巻の最初のカラーページを見てマットな色使いがすっごくよくて一目惚れしてしまった…! (『コンクール』Jeong Seol-hwa 1巻) 主人公は5人兄弟の3番目、自営業を営む両親のもとに生まれた高校生・ホギョン。12歳のとき、卓越したバイオリンの才能がある友人・ウイジュから小さくなったバイオリンを譲ってもらい、2年間だけ先生のもとで指導を受けそれからは「趣味」として続けている。 ある日そのバイオリンを壊してしまい工房に持っていったことで、優勝すれば夭折した天才ソン・ジェギョンのバイオリンが手に入るコンクールの存在を知る。 一旦は参加を断ったものの、学校の文化祭で急病のウイジュに変わって舞台に立ったのをきっかけに再び真剣にバイオリンに取り組み始めるというストーリー。 話の書き方が上手い…! 設定や状況を全部説明しないで行間を残して読者に想像させる描き方がしてあって、映画や小説のような雰囲気がある。 演奏シーンでは音が水や光のように描かれていて、うねりや躍動感、感情がよく伝わってきた。 (『コンクール』Jeong Seol-hwa 1巻) 主人公の設定に関して「すごく貧乏なわけじゃないけど、家族のことを思うとお金がかかることはできない」という、アン家のリアルな経済状況がまたいい。 両親が店を畳もうとしていることを知り、それを支えようとする兄・姉を見て、ホギョンはいじらしくバイオリンに本気になってはいけないと指に悪いバスケをしたり興味がないふりをする… 。だけどやっぱりバイオリンとの繋がりは絶ちたくなくて、数学が得意なのに気づいたら週に1回、音楽の授業がある文系コースを選択している。 設定がリアルだからこそ、ホギョンの無意識の振る舞いがすごく自然で納得できた。 2巻の最後で合宿施設にお父さんが車で送ったあとお小遣いくれるシーンは、自分の経験と重なってウルッと来た…。 2巻まで読むと「どうやらホギョンにはウイジュをも上回るような才能があって、かつてレンコット先生に見いだされたことがある。2人はいい友達だけど、そのことでウイジュは心の何処かでホギョンを恐れている」とわかる。 いや〜もう、こういう「天才VS隠れた天才」のぶつかりあいみたいなのワクワクします。続刊が出るのを楽しみにしています。 【Jeong Seol-hwa先生のTwitter】 1권과 13권 표지 pic.twitter.com/xoTwLuRhD2— 설화 (@boyz1_) July 24, 2020 【コミックジーン Winkの連載ページ】(完結済み) https://www.mcomics.co.kr/contents?idx=17780わかるfavoriteわかるreply返信report通報
あらすじ【この作品は左のページから右のページに進みます。左上のコマから右下のコマに向かって読み進めてください】ホギョンはバイオリンを愛する普通の高校生。家が裕福ではない彼はクラシック音楽をまともに学ぶことが出来ず、あくまで趣味としてバイオリンを楽しんでいた。そんなある日、ホギョンは友人からもらった大切なバイオリンを壊してしまい、修理のために訪れた工房でバイオリンの才能を見いだされる。ホギョンの才能に魅せられた工房の職人・ヒャンはコンクールへの出場を勧めるが…。続きを読む
先週新刊ページを眺めてて見つけ1巻が無料だったので読んでみたら、1ページ目で「そう!!!!! こういう雑なローカライズをしてない、原作そのままのウェブトゥーンが読みたかったんだよ…!」と興奮したのがこれ。
まずもう1巻の最初のカラーページを見てマットな色使いがすっごくよくて一目惚れしてしまった…!
(『コンクール』Jeong Seol-hwa 1巻)
主人公は5人兄弟の3番目、自営業を営む両親のもとに生まれた高校生・ホギョン。12歳のとき、卓越したバイオリンの才能がある友人・ウイジュから小さくなったバイオリンを譲ってもらい、2年間だけ先生のもとで指導を受けそれからは「趣味」として続けている。
ある日そのバイオリンを壊してしまい工房に持っていったことで、優勝すれば夭折した天才ソン・ジェギョンのバイオリンが手に入るコンクールの存在を知る。
一旦は参加を断ったものの、学校の文化祭で急病のウイジュに変わって舞台に立ったのをきっかけに再び真剣にバイオリンに取り組み始めるというストーリー。
話の書き方が上手い…!
設定や状況を全部説明しないで行間を残して読者に想像させる描き方がしてあって、映画や小説のような雰囲気がある。
演奏シーンでは音が水や光のように描かれていて、うねりや躍動感、感情がよく伝わってきた。
(『コンクール』Jeong Seol-hwa 1巻)
主人公の設定に関して「すごく貧乏なわけじゃないけど、家族のことを思うとお金がかかることはできない」という、アン家のリアルな経済状況がまたいい。
両親が店を畳もうとしていることを知り、それを支えようとする兄・姉を見て、ホギョンはいじらしくバイオリンに本気になってはいけないと指に悪いバスケをしたり興味がないふりをする…
。だけどやっぱりバイオリンとの繋がりは絶ちたくなくて、数学が得意なのに気づいたら週に1回、音楽の授業がある文系コースを選択している。
設定がリアルだからこそ、ホギョンの無意識の振る舞いがすごく自然で納得できた。
2巻の最後で合宿施設にお父さんが車で送ったあとお小遣いくれるシーンは、自分の経験と重なってウルッと来た…。
2巻まで読むと「どうやらホギョンにはウイジュをも上回るような才能があって、かつてレンコット先生に見いだされたことがある。2人はいい友達だけど、そのことでウイジュは心の何処かでホギョンを恐れている」とわかる。
いや〜もう、こういう「天才VS隠れた天才」のぶつかりあいみたいなのワクワクします。続刊が出るのを楽しみにしています。
【Jeong Seol-hwa先生のTwitter】
【コミックジーン Winkの連載ページ】(完結済み)
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