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この漫画は「抱きしめたい。-天使と過ごした16週間-」の続編になるんですが、とりあえず今とあるweb記事がざわつかせている「代理母出産」について知りたかったのでこちらを先に読みました。
前述のweb記事を読んだ限りでは、やむを得ない事情で妊娠・出産が不可能な女性だけでなく、キャリアに傷をつけたくない女性にも選択肢のひとつに代理出産があるといい、ということを話していたので、そのくらいの覚悟で「子宮を借りる」というようなカジュアルなイメージを持ちました。しかしこの漫画を読み、代理母出産に対するイメージが180度変わりました。web記事から感じた覚悟と、向井さんと代理母が持っている覚悟は、天と地の差があると感じました。
必要なのはお金だけじゃなく、いろんな覚悟です。
代理母は単に子宮を借りる相手ではなく、生まれてくる子供のもうひとりの母として一生関わり続けなければなりません。それ以前に「この人になら任せられる」という条件やタイミングの合った代理母を見つけなければなりません。当然ですが、そう何度もトライできるものではないので上手くいかなければ代理母を変えることもあります。その場合また見つけるところからやり直しです。
向井さんの場合、二人目の代理母が双子を妊娠しますが、不安なのでひとりは諦めたいと提案をされます。想像してみてください。そんな事態に耐えられますか?自分たちの遺伝子を持つ子供だけど、その命を預けている身体は他人です。このときの向井さんの決断は想像を絶します。
また無事出産しても日本では自分の子供として出生届は受理されません。
なので漫画のなかでは外国籍の子供と同居している状態になりました。(それに関しては今は改善に向けていろんな動き?があるようですが詳しくはわかりません)
そんな感じで、今のところは「それでも子どもが欲しい・代理母出産を選びたい」という並々ならぬ覚悟を持っている人のための選択肢だと思いました。
子宮頸ガンになり子宮全摘によって赤ちゃんを産むことを断念せざるをえなくなった亜紀と延彦。2人は日本では認められていない『代理母出産』にチャレンジすることを決意したのだが…!?
子宮頸ガンになり子宮全摘によって赤ちゃんを産むことを断念せざるをえなくなった亜紀と延彦。2人は日本では認められていない『代理母出産』にチャレンジすることを決意したのだが…!?