福岡の島で目覚めた「カカシ」の第二の人生にコメントする
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人気のコメント

天沢聖司
天沢聖司
1年以上前
Amazon見てたときに出てきて、表紙が可愛いなぁとよく見たら「えっ!? カカシ???」となって買った作品。舞台は現代の福岡・能古島。そこで西洋人女性の姿をした生きたカカシ・エルザが暮らしているという、現実とファンタジーが入り交じる絶妙な感じがすごくよかった。 「土に立ってないと寝てしまう」とか、「夜に眠らない」という設定に世界観を感じる。またカカシだけに、エルザは腕と足をほんの少ししか曲げることができず、ピョンピョンと跳んで移動するのがエモい。これがカカシ萌えか…。 昭和42年から眠っていたエルザを倉庫で発見したのが、女子中学生の朋。朋には傘職人になりたいという夢があり、素敵なデザインの手作り傘がたくさん登場するのも見てて楽しい。 女の子、可愛い傘、カカシ、海を見下ろす花畑…。 この取り合わせが作り出す風景が美しすぎてたまらない。 作中でエルザが働く「のこのしまアインランドパーク」はなんと実在の施設で、しかも実名のまま登場している。 https://twitter.com/W2Yh7w9NLzeE2qs/status/1272707686287589377?s=20 https://twitter.com/asianbeat_chan/status/1283657217917333504?s=20 https://twitter.com/W2Yh7w9NLzeE2qs/status/1271640572168507392?s=20 能古島、いま旅行できるようになったら行きたい場所No.1です…! http://nokonoshima.com/
Amazon見てたときに出てきて、表紙が可愛いなぁとよく見たら「えっ!? カカシ???」となっ...
宝石の国

重さと軽さが同居する、命の話

宝石の国
アフリカ象とインド象
アフリカ象とインド象

大好きな漫画です。 学生の頃、この漫画に狂っていた時期がありました。 友人全員にこれを読めとしつこく勧めて、 読んだ人に対してはお前はこの漫画の何もわかってない!と浅い考察を語る最悪のオタクでした。黒歴史です。 つまり、人を狂わせるほど魅力ある漫画ということとも言えます。言えますね。 とはいえ、こちらは既に多方面で紹介され尽くした人気作でもあります。 今さら自分の稚拙な語彙でレビューしても読むに耐えませんので、 ネットの海に散乱した情報に少しだけ補足をして、読むことを迷っている方の壁を取り払えればと思います。 この漫画が話に上がる時についてくるのが、とんでもない鬱漫画だという話題。 これが読み手の1つのハードルになってしまっていると思います。もったいない! 大丈夫。救いはあります。怖くないです。 確かに取り扱うテーマは重く、展開に心が締め付けられることはありますが、この作品の魅力はそこだけではないです。 素晴らしいのは重厚な世界観の中に、ポップさのエッセンスを忘れず組み込んでいること。 (ここで言うポップさとは、いわゆる大衆に寄り添う心のこと) 会話のテンポ、 キャラの関わり、 かわいらしいジョークのセンス。 そういう要素の節々に、作者である市川春子氏の人柄を感じられます。 そしてその人柄から読み取れるのは、 この人は読者の心をズタズタにしたい訳ではないよ〜。 ということ。 きっと最後まで読み切った方なら共感してくれると思います。 苦しさの先に希望がある。 これは人間の話。命の話。生と死の話。愛の話。宇宙の話。 火の鳥超えてます。ガチ。

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