「これからの戦いは、武器で相手を
 否定する 戦闘ではない。」
「相手を信用するという、最も困難
 な戦いなのだ。」

映画版『沈黙の艦隊』では、海江田
が何を考えているのか?何の目的が
あるのか分からない。そんな疑問が
数多く聞かれます。
でも、そもそも一本の映画内でそこ
まで描き切るのは困難です。海江田
の真意は、原作コミックスを読み進
めていく中で明かされていきます。

それは究極にはー
「世界市民による 世界政府の運営」
それには各人の「信用」が基盤に
なければ成り立たない。
こらからの世界は、お互いが信用し
合えなければならない。

だが、そうは言っても自分ファースト
なのが人間の本性です。
「信用し合える」という事がどれだけ
難しい事か、それを本作で訴えかけて
いると思います。
『沈黙の艦隊』という作品は、単に
戦闘を描いているのではありません。
その向こうにある、未来社会の姿を
提言していると言えるでしょう。

「これからの戦いは、武器で相手を
 否定する 戦闘ではない。」
「相手を信用するという、最...
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沈黙の艦隊

沈黙の艦隊

日米は、世界でも類をみない高性能な原子力潜水艦「シーバット」を、極秘裡に造り上げる。日本によって資金、技術提供をされた日本初の原潜であったが、米第7艦隊所属という、数奇の宿命を背負った落とし子でもあった。艦長には、海上自衛隊一の操艦と慎重さを誇る海江田四郎が任命された。しかし、海江田は試験航海中に指揮下を離れ、深海へと潜行、突如反乱逃亡をする!原潜、核兵器、国家、戦争、そして…真の平和とは!?激動の20世紀末、人類最大のテーマに挑む最高傑作!

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