ぼすおれをつかってくれないかやんぐあにまるこみっくす
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自分は野球に全く情熱がない人間なのですが、野球漫画はまあまあ読みます。
タイトルと表紙の絵が素敵だったので読んでみたのですが、主人公のモノローグが小説みたいにキザなのが印象的な作品でした。
2軍投手主人公・石原(25)が、4つ年上でFカップのマリコさん(実家が和菓子屋)から「次の試合で三振が取れなかったら両親と会ってもらう」と約束させられ、「俺の人生――あんたの手の中にあるスマホなんかに決められてたまるかよ」と奮起したことから人生が動き出すという話。
石原はあっという間に上へグングン登っていっていき、そのスピードの速さは読んでいるこっちがびっくりするほど。これがまさに本編でも述べられている「人生を一日で変えられる」プロ野球選手という仕事の魅力なのだと思いました。
作品の後半でマリコさんが「私の人生 あんたの手の中にあるボールに決められてたまるかよ」と独りごちるシーンが、先の石原へのアンサーになっていて好き。
もし自分がプロ野球に詳しかったら、実際の歴代投手と比べてもっと楽しめたと思うので、野球好きの読者に見どころや面白かった所を聞いてみたいです。