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「あの男、おらが地獄に堕どすてける!」高梨小夜は14の時に唯一の肉親だった母を放火自殺で失った。以来施設で育ち、奨学金で短大を卒業後はOLと旅館の仲居の二足の草鞋で生計を立てている。同じ施設で育った大地とは友達以上恋人未満の関係だが、いつか自分の処女は彼に捧げると決めていた。そんなある日、小夜が働く旅館に訪れた一人の男。なんとその男は、小夜の母を死に追いやった憎い仇だった!母の仇を取るために全てを捨て上京した小夜は、銀座の夜の蝶となり標的の霧生理人に近づいていく!愛憎渦巻くネオン街を舞台に繰り広げられる注目の復讐劇第1巻は、第一夜~五夜までを収録。巻末に筆者のあとがき・初期のキャラ表有り!
主人公の高梨小夜は、母親を騙した会社社長・霧生理人に出会ったことから運命が変わってしまいます。母親が大好きだった小夜が、復讐のため苦労しながら成長していく姿が見どころです。霧生はやり手の経営者で勘が鋭く、小夜はなかなか目的達成できません。夜の仕事に慣れるため努力したり、霧生に食い下がったりと、頑張る小夜を応援したくなります。小夜をふり回す霧生と、小夜を守ろうとする幼なじみの大地との三角関係にもはらはらさせられます。復讐のゆくえはもちろん、小夜がどちらの男性との未来を選ぶのかにも注目しています。