銀座のクラブ「S」で働く事となった小夜は、最初こそ上手くターゲットの霧生に近付けたものの、その後連絡が取れなくなってしまい、焦っていた。それに、霧生の懐に入り込む為には、もっと銀座の夜の女として地位を確立しなければならない。まずは霧生以外にも指名客を増やさなければ――…。しかし銀座には永久指名制度というルールがあり、全くの素人である小夜が新規客を得るには相当な努力が必要だった。しかも、「S」のNo.1セイラに目を付けられた小夜は、卑怯なやり口で罠にかけられてしまう! 愛憎渦巻くネオン街を舞台に繰り広げられる注目の復讐劇第2巻は、第六夜~十夜までを収録。巻末に筆者のあとがき・初期のキャラ表有り!
主人公の高梨小夜は、母親を騙した会社社長・霧生理人に出会ったことから運命が変わってしまいます。母親が大好きだった小夜が、復讐のため苦労しながら成長していく姿が見どころです。霧生はやり手の経営者で勘が鋭く、小夜はなかなか目的達成できません。夜の仕事に慣れるため努力したり、霧生に食い下がったりと、頑張る小夜を応援したくなります。小夜をふり回す霧生と、小夜を守ろうとする幼なじみの大地との三角関係にもはらはらさせられます。復讐のゆくえはもちろん、小夜がどちらの男性との未来を選ぶのかにも注目しています。