主人公がイラストレーターになれたのは先輩が自分の絵を肯定してくれたからで、先輩の子供が切り身の魚の絵を描いて友達にバカにされて落ち込んでいた時に、先輩が自分に言ってくれたのと全く同じ言葉で励ますシーンが印象的でした。
子供嫌いの主人公が大学時代から好きだった先輩の子供を預かることになった。先輩の奥さんは一年前に病気で亡くなっている。これは自分にとってのチャンスなんじゃないか?そう思った主人公は寝ている先輩の布団に潜り込むが、こっそりキスする寸前で先輩が目を覚ましてしまい…というめちゃくちゃ気になるところで前編が終わってしまった。主人公にとって先輩の存在は大きいんだろうけど、相手は受け止めきれないんじゃないかと心配です。後編が楽しみ!
晴れた日に訪れた、明るい闖入者───この出会いはご褒美か、罰か。(ビッグコミックスペリオール2020年9号)