クマと犬の区別がつかない小さな女の子のコミカルな誕生日。
郵便配達夫と一緒にでた旅で知る「世界」の真実と、ビー玉のなかの反転世界の森の秘密。
童話から逃げ出したオオカミの恐怖。
幼稚園へのお引っ越しで見つけた、おいしそうなカレーの島への冒険。
国語の時間は寝てばかりの謎の転校生は誰なのか?
隣町にいるという「自分」を探しだす遠征の結末は?
キツネの大長老に「化けた」女の子はタヌキを従え、夢幻少女はパノラマ世界で虹を目指す。
そして、浜辺に漂着した机のひきだしの中身は少女に何を見せたのか…。
ファンタジー世界と日常とのはざまで、成長へと向かって小さくジャンプする幼い魂たち。
「日常系」メルヘン漫画の大傑作。
第16回文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品。
「紙版で読むべき」な漫画ってありますか?
大庭賢哉先生の『トモネン』は、カバー穴空き加工+表紙四色刷りで面白いです!因みに名和田耕平さんデザイン。
あと、同じ大庭賢哉先生の『郵便配達と夜の国』『屋根裏の私の小さな部屋』は、ハードカバー上製本で、上等な児童書の趣。こちらは名久井直子さんの装丁。
表紙4色刷りって珍しいですね!
この大庭さんの作品はぜひ肉眼で確認したい…!!
屋根裏の私の小さな部屋
郵便配達と夜の国
トモネン
大庭賢哉