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作者のエマニュエル・ギベールは、アングレーム国際漫画祭2020グランプリを受賞した実力派!
派手さはないですが、静かな語り口でとても心に沁みる作品を描かれる方です。
本作のほかに、アフガニスタンを舞台に報道写真家が直面する死と生を描いた『フォトグラフ』が邦訳されています。
『アランの戦争』は、戦争を描きながらも、人の死や殺し合うシーンがほとんど出てこない、けれどとても心に残る名作です。
第二次世界大戦、ヨーロッパに渡ったアメリカ兵アラン・イングラム・コープの戦争体験を描いたバンド・デシネ。
戦友たち、出会う人々との交友…戦争中の兵士たちの生活が、飾り気のない語り口で、ときにユニークささえ感じるエピソードとともに描かれる。
アランさんがホントにイイ人なんだよなぁ。