喪女が出会ったのは美形のオネエ!
主人公・藤子はいわゆる喪女。自分を卑下しまくりです。ゆるふわ可愛い親友の久美に連れられて嫌々ながら参加した合コンで出会ったのは、美形のオネエ小柳。合コンでの振る舞いを説教するくらい藤子をほっとけなくなった小柳は、自分に自信を持った「女」になる手ほどきをすることに。似合うモテ服を選んでくれたり、擬似デートをするうちに、小柳の優しさに惹かれる藤子。でも私はあなたの恋愛対象じゃないし、選ばれないことを分かってるから余裕があるの…と思ってたら、えっ、小柳さんってバイなの…?正真正銘のラブストーリーです。まさかの展開にこれからどうなるのかワクワクしてます。
前作も読んだのを覚えてるけど、この作家さんはすごいと毎回思う。埋もれがちな小さな声を拾って漫画に落とし込むのが上手い。
タイトルと内容がそんなにぴったりきてない気もしなくもないが、それはそれとして内容は素晴らしいです。
自分を愛する・肯定するって一見正義というか正解というか、毒のない言葉に見えるけど、でもそれって一体なに、ってのを改めて考えたくなった。自分が人に言うことは多分ないけど、言われて余計に苦しむ人がいるんだってことは頭に入れておきたい。