昔の漫画ってちょっと怖いにコメントする
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ドラえもん 0巻

すごーく おもしろいんだ! すごーく ゆかいなんだ!

ドラえもん 0巻 藤子・F・不二雄
酒チャビン
酒チャビン

通常版のドラえもんのコミックスは、いろいろな雑誌に掲載されたものをF先生が取捨選択し、順番も四季の流れに沿って再構成されたものなので、雑誌に掲載された作品でも、コミックスに収録されていないものもあります。 本作品は、そんな中から、ドラえもんが世の中に初登場した際の作品と、関連する作品を集めたものになります!!! ちなみにコミックス1巻に収録されている第1話は、このうち小学四年生版を再構成したものです。 長寿マンガではありがちですが、現在われわれが認識しているドラえもんと違う点も散見されます。 ・ドラえもんが四つ足でギャロッピング ・小学二年生版はボディが異常にテカっている ・「イヌとネコのできそこないのロボット」との設定 ・尻尾を引っ張ると透明になる 後ろの方には、貴重な資料が満載で、有名な1969年12月号に掲載された新連載予告(ドラえもんのアイデアが固まっておらず、描かれていない)や、ドラえもん誕生をマンガで描いたもの、コミックス収録話のリストなどが収録されています。これだけでも買った甲斐があると思います。 ドラえもん収録話リスト ■「よいこ」第1話(1970年1月号) ■「幼稚園」第1話(1970年1月号) ■「小学一年生」第1話(1970年1月号) ■「小学二年生」第1話(1970年1月号) ■「小学三年生」第1話(1970年1月号) ■「小学四年生」第1話(1970年1月号) ■「小学三年生」第2話(1970年2月号) ■「小学五年生」第1話(1973年4月号)

不揃いの連理

タイトルから見る"伴侶"の形

不揃いの連理
あうしぃ@カワイイマンガ
あうしぃ@カワイイマンガ

ここではタイトル『不揃いの連理』の語義と内容をリンクさせながら、(6巻までで)四組の女性ペアの関係を追う本作の魅力を書いてみたいと思います。 「連理木(れんりぼく・れんりぎ)」というのは、隣りあった木々の接触した枝や幹が一つにくっつき、木目まで混ざり合った状態のこと。そこから「連理」という言葉は二人の深い契りを表すのだそうです。 幸せな予感のある「連理」という言葉。では「不揃いの」という言葉はどうでしょう? 登場するペアは、いずれも全然タイプの違う二人。そしてどちらか片方、もしくは両方とも「ダメな人」だったりもします。 まっとうな会社員×元不良は見た目に反して、ダメなのは会社員の方。いかにも悪そうな人と優等生のJKコンビは、優等生が意外と暴力的etc……。でもそんな二人が何故か寄り添う。 ではそこにどんな心があるのか。 ある人に惹かれる理由を、言葉で言い表すのは難しい。でも、なぜある人の側にいるかは、理由を言える場合もある。 この作品でそれが分かりやすいのは、ダメな漫画家に接する生真面目な編集者。彼女は恋愛的惹かれの他に、ダメな漫画家を支える動機としての「ある気持ち」を持っている。そして同じようなものは、他の三組にも見て取れる。「ある気持ち」はおそらく頼りない人に対する普遍的な心情なので、納得する人は多いと思います。 「ある気持ち」で支え合い、接するうち、彼女たちはいつのまにか離れ難くなっていく。そこには理屈ではなく、もはや必然として一つになった連理木が生まれている。 伴侶って、こういうことだよな……大きな安心感とエモーションが同居する感じ。実はかなり暴力描写・しんどい内容も多いのにそれはとても不思議な感覚で、いつまでもこの物語を追う動機となってゆくのです。 ダメな人に対する、共通する「ある気持ち」......どんなものか、ぜひ本作から探してみてください。 さあ、まだ不穏な堅物教師×生徒の物語はどうなるかな? (6巻までの感想) (追記:実はマンバ読書会でリアルタイムで書いたものから、細かく改稿しています。どんなふうに変化しているか、ぜひ配信と比較してみてください! https://www.youtube.com/watch?v=FgBPuVvUHFI) #マンバ読書会 #クチコミを書く回

ドラえもん 0巻
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