リンジー家の令嬢として皇太子の婚約者となるはずだったクラウディアは、その婚約を破棄された上に、娼館へと売られてしまいます。
なぜクラウディアは破滅の道をたどることになったのか、それは、彼女の父親と愛人との間にできた異母姉妹であるフェルミナがリンジー家に入り込み、クラウディアを陥れるために裏で策略を巡らせていたためでした。
こうしてフェルミナという“悪女”によって“悪役令嬢”に仕立て上げられてしまったクラウディアは、ほどなくして病により亡くなってしまうのですが、再び目を覚ますと彼女はフェルミナがリンジー家にやってくる1年前にタイムリープしていました。
この作品はそんなクラウディアが未来を変えるために、フェルミナを超える“完璧な悪女”になろうとする、人生逆転の物語です。
1巻まで読了
いくえみ漫画でどれおすすめかって聞かれたら自分的にはこれを一番におすすめする。
本棚に全巻あって定期的に読み返してる漫画。
個別の話なのに、全部読むと一つの話、一つの時間軸になってる、こういう描き方される作家は天才だと思う。
これもそんな感じ。
バラバラの話だけど実は繋がってる感じ。
主人公の為に脇役が存在してるわけじゃなく、それぞれが各々の人生を生きている。少女漫画としても漫画としても完成度が高いのではないかと思う。
一巻のカンナ編を読んだ時に泣いて、しばらく経った今読んでもやっぱり泣いたので、泣ける名作としても推したい。