作者買いです
登場人物が多く、ストーリーによって時間設定が変わるので、ちゃんと読まないと訳わからなくなりました。ホントに登場人物が多くて、似ている子もいるので、理解するまで何回も読みました。登場人物の心情が複雑で、モヤモヤする展開もあり、もっと単純に考えて動けばいいのにと思ってしまうことも...。最後は主人公が囚われていたものから解放されて、ちょっとは楽になったのかなとホッとしながら読みました。
由麻は通学電車で痴漢に悩まされている。同級生のスワは由麻を守るため一緒に通学し、2人は付き合い始めることに。だが、由麻は毎朝同じ電車に乗る生物教師の梶間が妙に気にかかり…。
いくえみ漫画でどれおすすめかって聞かれたら自分的にはこれを一番におすすめする。
本棚に全巻あって定期的に読み返してる漫画。
個別の話なのに、全部読むと一つの話、一つの時間軸になってる、こういう描き方される作家は天才だと思う。
これもそんな感じ。
バラバラの話だけど実は繋がってる感じ。
主人公の為に脇役が存在してるわけじゃなく、それぞれが各々の人生を生きている。少女漫画としても漫画としても完成度が高いのではないかと思う。
一巻のカンナ編を読んだ時に泣いて、しばらく経った今読んでもやっぱり泣いたので、泣ける名作としても推したい。