王道の少女漫画
こんな高校生活送りたい!!!と誰もが思うような、恋に友情に、イベントに、笑いあり涙ありな、青春満載な漫画です。 主人公はもちろん、他のキャラクターの心情も丁寧に書いてあるのが矢沢あい先生の作品の良いところだと思います。そしてどのキャラも良くてついつい入り込んでしまいます。 "恋愛もの"と言うより、人間ドラマ、ひとりひとりの成長ストーリーと言った感じがします。 感動するところも絶対あるし、きゅんきゅんもイライラも感情が忙しいです。 少女漫画好きな人は絶対読むべき漫画です。
冴島翠は新設の聖学園に通う元気な女の子。第一期生徒会の副会長になったが、会長はなんと気になっていた須藤晃に。生徒会の初仕事が学園祭に決まり楽しい毎日を送っていたが、晃にヒロコという彼女がいることを知り…?
創立されたばかりの私立聖学園の生徒会を舞台に描かれる友情あり恋愛ありの青春のいいところをぎゅっと詰め込んだような作品。
翠が晃のことを好きになってしまうきっかけが雨の日に捨て猫を拾う優しい一面をみたから…というコテコテ少女漫画展開をはじめとしてありとあらゆるところにコテコテ展開が用意されています。ただ、そんなコテコテが散りばめられていながらも、心を閉ざしがちだった友達との友情、2人の間で揺れる恋心、すれ違い、家族の問題や進路などが、学園祭やら運動会を通して描かれていて、ああこんな高校生活を送りたかった…と思わされます。
ドロドロした展開がないのも読みやすいポイントですね。